| 2022年 上野東照宮 冬ぼたん sibugaki 四季を彩る花 2023-7-12 15:35 479 0
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| 江戸園芸三花 −朝顔・花菖蒲・菊− 「菊祭り」 sibugaki 四季を彩る花 2023-7-12 15:35 401 0
栽培から菊人形まで菊は江戸時代以前から多くの人びとに愛された園芸植物。 江戸時代になるとの栽培は、大名から庶民までひろがった。菊人気をあてこんだ近郊の植木屋たちは、菊を使って様々な形をつくる 興行を始め、やがて現代に続く菊人形になった。
千輪咲き> 株元の1茎から摘芯(芽先を摘む)を繰り 返して脇枝を増やし、約240輪の花をドー ム状に8段以上配置して咲かせます。 2色以上の花の場合は、台木に同じキク科 の『中国ヨモギ』を使い、種類の違う苗を2月 頃から挿し木して咲き分けさせます。 冬期に地上部が枯れる菊の特性を出さぬよ、 「う、ビニールハウス内に更にハウスを作り、 常に暖房して冬を越させる必要があります。 「春に摘芯を繰り返して枝を増やし、夏に枝 にまんべんなく日光を当てる定期的な鉢回し、 咲き色を間違えぬようドームに枝の誘引、秋 に予備の枝を確保しつつ、240花に輪台を 付けるなど、大変に時間と手間がかかります。 千輪咲は、すべて愛好家の手作りで奉納し ているため、市場への流通性がありません。 「作り手の高齢化、栽培土地の不足、後継者 が殆どいないなど、当会でもあと十年したら 千輪咲が見られなくなる可能性があります。 写真>湯島天満宮
詳しくは> 第44回 文京菊まつり https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/event/matsuri/kiku.html
参考サイト> 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 特別企画「伝統の古典菊」 https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/plant/project/index.html
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| 「ガチャ ガチャ 多葉粉(たばこ)」売り sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 650 0
>写真は「熈代勝覧」より引用 文化二年(1805)ころの江戸日本橋通りを描いた長大な絵巻物。(ベルリン東洋美術館 所蔵)
江戸時代から明治にかけて、刻み煙草をキセルで吸うのが普通。 >「ガチャ ガチャ 多葉粉(たばこ)」売り 小箪笥程なる曳出しの多く付いた箱に、刻み煙草をいれ蕨手(わらびで)の鐶を引き出し毎につけ、肩へ片掛にして売り歩く。鐶がガチャ ガチャと鳴り その音を聞いて呼び入れて買った。
引キ出シの ひやうしであるく きさみ売 (古川柳) (引出しの環の鳴るのに合わせて) だが、「ガチャ ガチャ煙草」売り以外に風呂敷や提げ箱をさげ、刻み煙草を玉にして紙帯で結んだり、袋に入れて行商した商人もあり、この種のものは明治初期まで続いた。
>羅宇屋(らうや) 刻みたばこを吸うための道具である「きせる」の掃除をし、きせるの“雁首”と“吸口”をつなぐ竹の管である「羅宇」を挿げ替えることを生業とする商人。 下町では、昭和の戦後も羅宇屋がリヤカーなどに大きな箱を乗せ、蒸気を煙突様のものから「ピーッ」と音をたてて吹かせて巡った。
たいこ持チ らうのすげかへ 見てにげる。(古川柳) (勘当になった息子の業)
関連コラム> 江戸言葉 月ごよみ 「歩きタバコ」の禁止 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
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| 江戸の正月風景 「若水(わかみず)汲み」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 355 0
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| 江戸の正月風景 「小鰭の鮨売り」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 460 0
正月 、 渋いながらもよく通る声で売り歩いたのが「小鰭の鮨売り」です。「坊主騙して還俗(げんぞく)させて小鰭の鮨でも売らせたい」という都々逸が流行ったほど、声の魅力で売っていました。蓋の上に紅木綿(べにもめん)をかけた鮨箱を重ねて肩へ担い、水浅葱(みずあさぎ)の染手拭はもちろん、衣類股引腹掛から足袋(たび)草履(ぞうり)にいたるまで新調し、正月2日の朝から「こはだのすしイ」と呼び歩いていました。『守貞謾稿』も「重ね筥(ばこ)に納めて之を肩にす。 (中略) 初春には専ら小はだの鮨を呼び売る」とあります。 これも江戸の正月には欠かせない光景でした。
*画像〜小鰭の鮨売り『狂歌四季人物」 国立国会図書館蔵
>『狂歌四季人物」:天明老人尽語楼内匠編, 歌川広重画 安政2年(1855)
詳しくは>〜「江戸の正月風景」 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
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| 江戸の正月風景 正月の餅「賃餅屋(ちんもちや)」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 332 0
江戸時代には、餅を搗く「賃餅屋(ちんもちや)」という商売があった。お客さんの自宅を回って搗く形もあったし、搗いた餅を届ける店もあった。そして、餅の値段は目方(重さ)によって付けられていた。図版は、賃餅屋の店の様子。左では、蒸籠(せいろ)で米を蒸しており、店先にはいろいろな形の餅が並べられている。
*画像〜お客さんの注文に応じて餅を搗いたり、店でいろいろな餅を売ったりした。「ちんもち」と書かれた看板が出ている。(黄表紙『縁組連理鯰〈えんぐみれんりのなまず〉』天明元年〈1781〉刊より)
詳しくは>〜江戸言葉 月ごよみ 正月の餅「賃餅屋(ちんもちや)」 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=15
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| 江戸の正月風景 「女太夫」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 320 0
「女太夫」は普段から2、3人連れで三味線や胡弓を弾き語り歌う、いわばストリートミュージシャンのことです。 これを元日(実際には2日)から15日までの間に限り「鳥追」と呼びました。普段の菅笠を編笠に換え一段とおめかしして着飾り、目出度(めでた)い歌を歌い、金銭を受けていました。江戸の鳥追が女太夫であったのは、江戸が極端な男社会だったからです。 単身赴任の武士が人口の半分、 残り の半分も農家の次男、 三男などの出稼ぎ者が多かったからです。 そんな男社会だから、女太夫にとっては普段でも武家屋敷長屋は最も稼げる場所でした。
*画像〜「江戸名所百人美女」女太夫 歌川国貞画 ボストン美術館蔵
「江戸名所百人美女」>大判の錦絵の中央に国貞が美人画、画面内の四角い枠内(コマ絵)に門人国久が江戸の名所を描いた共作。安政4(1857)年から5年にかけて制作
詳しくは>〜「江戸の正月風景」 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
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| 江戸の正月風景 「払扇箱買」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 359 0
当時年始の挨拶廻りにつきものだったのが、扇を入れた「扇箱」(おうぎばこ)でした。 扇といっても立派なものより、「ばらばら扇」などと陰口をたたかれた粗悪品が多かったようです。 それでも売れたのは、来客の多さを誇る見得のため、箱のまま井桁に組んで玄関先へ積み上げておく風習があっ たからです。ですから貰いの少ない家では、わざわざ扇箱を買ってまで積み上げていたといわれます。 そうまでして集めた扇箱も、松の内を過ぎると不要になります。心得 たもので、来年用に扇箱を買い集める人がいました。それが 「扇箱買」です。「売る内にもう買いに来る扇箱」という川柳は、人より先に買い集めようと繰り出す扇箱買を皮肉ったものです。
*画像〜払扇箱買 『狂歌四季人物」国立国会図書館蔵 >『狂歌四季人物」:天明老人尽語楼内匠 編, 歌川広重 画 安政2年(1855)
詳しくは>〜「江戸の正月風景」 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
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| 「ゆるキャラ」の元祖 江戸名物の唐辛子売り!? sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 685 0
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| 子供は太鼓が必需品 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 366 0
江戸時代の子供達は、2月の初めに巡ってくる午の日(初午)に太鼓を叩きなが各家を廻り、都度お菓子がもらえたから、太鼓は必需品であった。それ用の太鼓を、早ければ小正月の終わった翌日から遅くも二十五日頃までには、天秤棒を担いだ振り売り(棒手振り)が、太鼓を賑やかに叩きながら競争で売り歩いていた。 [ 画像 : 国立国会図書館蔵 ]
詳細はこちら> 「江戸の春の楽しみ〜「初午」と「桃の節句」〜」 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
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| 「ひゃっこい、ひゃっこい」 冷や水売りは夏の風物詩 ! sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 1237 0
江戸時代は60歳代になると、こんにちで言う後期高齢者、れっきとした年寄だった。冷凍技術がなかったから製氷そのものがなく、徳川将軍などは上野(こうずけ、群馬県)・下野(しもつけ、栃木県)の国の氷室(ひむろ)に貯蔵されていた氷が真夏に江戸へ運ばれ、冷水を飲んでいたようだが、江戸庶民は井戸から汲みたての冷や水を飲む程度だった.。それでも年寄が冷たい水を飲むのは「年寄の冷(ひ)や水」だと、老体には毒になると戒(いまし)め叱られた。
絵は楊洲周延(ようしゅう ちかのぶ)「時代かゞみ 弘化之頃(部分)」国立国会図書館蔵
*詳細>コラム 江戸言葉 月ごよみ 「年寄の冷や水」 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
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| 江戸は振り売り(棒手振りの溢れる街 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 1018 0
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| 江戸の正月風景 「鳥追い」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 318 0
「鳥追」は元来、農村での害鳥駆除と豊作を願う小正月(こしょうがつ)行事です。拍子木や太鼓などを賑々(にぎにぎ)しく敲きながら大声をあげて歌い歩くのは、害鳥を追い払うための有効手段だからです。これを真似たのが年末に現れる「節季候」(せきぞろ)であり、年始の「鳥追」です。『嬉遊笑覧』が「毎年臘月《ろうげつ (12月)より節季候となり、元日より15日まで鳥追となる」》と書いているように、現れる時期が違うだけで、元は同じものでした。
*画像〜「江戸名所百人美女」鳥追い 歌川国貞画 ボストン美術館蔵
「江戸名所百人美女」>大判の錦絵の中央に国貞が美人画、画面内の四角い枠内(コマ絵)に門人国久が江戸の名所を描いた共作。安政4(1857)年から5年にかけて制作
詳しくは>〜「江戸の正月風景」 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
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| 江戸時代の時計屋さん sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:46 795 0
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| 江戸時代の大道芸 「独楽(こま)まわし」 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:48 389 0
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| 江戸時代の寄席の高座 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:48 849 0
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| 七夕祭の江戸の風景 sibugaki 四季を彩る生業 2023-7-12 23:48 511 0
絵の笹竹売りと短冊売りは『年中故事附録』絵師:北尾政美/寛政4年(1792)より
七夕について「守貞漫稿」には、「七月七日今夜を七夕と云、たなばたと訓ず、 五節の一也。 江戸にては児ある家もなき屋も貧富大小の差別なく毎戸必ず青竹に短冊色紙を付て高く屋上 に建る」とある。 江戸時代の七夕飾りは今のように軒に飾るのでなく、色紙や短冊、吹き流しなどの飾りをつけた葉竹を屋根上に立てていた。 そのため七夕前になると、笹竹売り・短冊売りの呼び声が響いたという。 江戸時代には、年少子女用に七夕の短冊の手本集や往来物などもいろいろ出回っていた。 その中から代表的なものを紹介(七夕の歌尽くし)
・『君が代の數に競べん天地と共に絶せぬ星合のそら』
・『七夕の今宵と頼む影なれやゆふべの月のつまむかへ舟』
*詳しくは>江戸言葉 月ごよみ 七月「七夕 」 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=8
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| 160年以上 酉(とり)の町を眺める猫 sibugaki 酉の市 2023-7-12 23:54 349 0
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| 冬の風物詩 浅草田圃酉の市 sibugaki 酉の市 2023-7-12 23:54 376 0
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| 新発刊 ! 江戸っ子と江戸ことば〜『吉原と江戸ことば考』 sibugaki 書籍 2023-7-12 23:56 638 0
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