江戸文藝 黄表紙・洒落本・狂歌・川柳コーナー

江戸の戯作絵本 「江戸の戯作絵本」 1初期黄表紙集〜4末期黄表紙集迄4冊
現代教養文庫
出版社: 社会思想社 (1980/12)

小池 正胤,棚橋正博他編
第1巻 (初期黄表紙集)
第2巻 (全盛期黄表紙集)
第3巻(変革期黄表紙集)
第4巻 (末期黄表紙集)
*これは続編2冊で全6冊です (追加)1巻̃4巻につづいて続1巻・続2巻も刊行している。全6巻で黄表紙を絵入りで現代語表 記で紹介し、わかりやすい解説、注釈を付けて50余点を紹介している。


式亭三馬集 「式亭三馬集」 (叢書江戸文庫 (20))
式亭 三馬 (著) 校訂:棚橋正博
単行本::431ページ
出版社: 国書刊行会 (1992/3/1)

当代一の文壇通にして芝居通、市井の会話描写の名手、式亭三馬。19歳のデビュー作「天道浮世出星操」「人間一心覗替繰」を影印収録。ほかに「麻疹戯言」など全十篇。


式亭三馬―江戸の戯作者 「式亭三馬―江戸の戯作者」
棚橋 正博(著)
単行本: 322ページ
出版社: ぺりかん社; 新装版 (2007/05)

『式亭三馬集』の解題を、およそ三倍半ほどに膨らませ図版一六〇余点を加えたもの。『浮世風呂』以下の三馬の代表作についても特に項目を設けず、他の作品と併せて論じている。


十返舎一九集 十返舎一九集 (叢書江戸文庫)
十返舎一九 [著] , 棚橋 正博(校訂)
単行本:437ページ出版社:国書刊行会 (1997/11/1)

黄表紙処女作『心学〓計草』、ナンセンスな滑稽譚『滑稽しつこなし』『串戯しつこなし後編』『串戯しつこなし』、敵討譚の茶化し話『敵討余世波善津多』ほか、「妖怪絵本」の稀覯本『列国怪談聞書帖』、文範書のパロディ『附会案文』、影絵の絵解きという趣向の見立絵本『於都里綺』、そして画工としてながら初めて江己戯作界に一九が登場した記念碑的な作品『初役金烏帽子魚』まで、全九篇でおくる、近世期の最多作者十返舎一九の作品世界。


江戸の道楽 江戸の道楽 (講談社選書メチエ)
棚橋 正博 [著] 単行本: 238ページ
出版社: 講談社 (1999/07)

徳川三百年の太平。それは武士・町人たちの極私的世界を生んだ。大名が壮大な庭に凝れば、長屋の軒下にはキクやアサガオが咲き乱れる。隠居から遊女までが太公望を気取り、学問や戯作では身分をこえたネットワークがひろがってゆく。江戸の人びとが情熱を注いだ「楽しみの道」を案内する。


江戸名所 隅田川 絵解き案内 江戸名所 隅田川 絵解き案内
棚橋 正博 [著] 1998/4/1 単行本: 126ページ
出版社: 小学館 (1998/04)

春は花見で賑わい、夏の夜の花火大会には大勢の見物客が訪れる隅田川。ところで、隅田川と呼ぶのはどこからどこまででしょうか? 河川法で[北区志茂5丁目の岩淵水門から下流]と定められたのが1965年。古くは[綾瀬川との合流地点の鐘ヶ淵から下流]が隅田川でした。というわけで、<江戸名所隅田川>といえば、文化2年(1805)の「御江戸大地図」にある<千住大橋から江戸湾まで>ということになります。 今回、著者の棚橋正博氏(日本近世文学)は河口から上流へ遡る形で、江戸時代の「名所図会」や「黄表紙」に描かれた隅田川沿岸の風物や行事などを案内します。 本文は[佃島・永代橋・新大橋・両国橋・西両国広小路・薬研掘・浜町・柳橋・吉川町と横山町・西両国河岸・東両国広小路・本所松坂町・両国橋東詰・埋堀・大川橋・向島・鐘ヶ淵・千住大橋]の全18景。加えて、現在の写真や地図が200年の時空を超えて道案内をしてくれます。かの徳川家康が江戸城入城の折に摂津佃村から伴った漁師が住みついたという「第1景・佃島」では、白魚漁の<図会>を見て当時を偲び、名物の佃煮を買うといった趣向です。全18景を歩いて江戸っ子の暮らしを実感してください。


黄表紙・川柳・狂歌 「黄表紙・川柳・狂歌 」新編日本古典文学全集 (79) 著/棚橋正博 注解/鈴木勝忠 注解/宇田敏彦
単行本: 622ページ
出版社: 小学館 (1999/7/27)

うがち・もじり・見立て。江戸に花開いたパロディとナンセンスの饗宴

江戸時代中期、享保改革と寛政改革の中間に、いわゆる田沼時代を中心とする、比較的のびのびした享楽的・開放的な世情を背景に、江戸の地で花開いた戯作の文学。 「黄表紙」は、もともとは婦女童女向けの絵入り仮名書き出版物である草双紙の、安永中期から文化初頭まで、およそ三十年間の呼称です。草双紙としての粗末な造本と、絵入り仮名書きでお子さま相手の出版という表面上の形式はそのままに、成人の鑑賞にもたえる第一線の文学に発展したものです。「川柳」は、本格的な俳諧の従属派生物とでもいう意識から、雑俳と呼ばれるものの一種。正確には「川柳点の前句付(まえくづけ)」というべきもので、撰者の前句付の出題に対して、多くの人々が応募する万句合(まんくあわせ)という、大衆庶民的な色彩の濃い文芸から発展しました。 「狂歌」は伝統的な和歌に対抗し、卑俗をもって高雅に挑戦するという遊び心から、天明期を頂点として文化運動の観を呈するまでになります。これらを総称して戯作といい、権威のパロディや斬新奇警な観察がもたらす写実、そして現実の戯画化などを特色とします。本書はこの江戸の戯作精神のエッセンスをふんだんに盛り込みました。


雨月物語・春雨物語 「雨月物語・春雨物語」―若い人への古典案内 (現代教養文庫) 文庫
上田秋成:神保五弥、棚橋正博訳
文庫: 272ページ
出版社: 社会思想社 (1980/10)


人間の執着・執念をテーマとして、超現実・非現実の世界に舞台を設定し、因果応報や勧善懲悪意識にとらわれないで書かれた短編集。
登場する主人公のいずれもが、外的な力によって規制されることのない精神の持主として描かれ、権力や制度・道徳や習俗にがんじがらめになっている時代に、独自の芸術性を持って生きた作者(上田秋成)の、理想の人間像が浮かび上る。


江戸戯作草紙 「江戸戯作草紙」
棚橋 正博 (編集)
単行本: 239ページ
出版社: 小学館 (2000/04)


浦島太郎と鯉との不倫で生まれた人魚が、金にせちがらい人の世に現れて巻き起こす大騒動。南無野暮陀佛、京伝和尚の色談義はおぞましい色里地獄の責め苦の数々。遊里で小判を使って命の洗濯をする者、酒の小刀で命を削る者、命を巡る種々相。意地悪婆が舌切り雀の大きなつづらから出した鬼に倉を破られ、貧しさに沈んだ正直者の爺さんは山へ柴刈りに、婆さんは川へ洗濯に、ご存じ桃太郎登場までのいきさつ。「気」が起こしたクーデターで「心」が失脚、「気」のままに遊蕩し落ちぶれかかる若者を救ったのは、若者の体内に入り「心」を助けた作者京伝だったという、江戸前『ミクロの決死圏』。 内容もさることながら画工も歌麿・北斎・清長など超一流。黄表紙の最高峰五作品です。


教科書が載せられない名文 「教科書が載せられない名文」―江戸時代の再発見
棚橋 正博 (著)
単行本: 238ページ
出版社: 小学館 (2003/05)


井原西鶴の『好色一代男』、平賀源内の『放屁論』、大田南畝の狂詩、また艶書の類など、笑いとエロス、強烈な風刺が入り混じった猥雑さの中に、知性と品格を秘めた名文美文の数々を採録。声に出して読むにはちょっと勇気がいる、過激な日本語の世界。
江戸時代のインテリ層は、閉塞された社会の中でその知性・教養をもてあまし、戯文をもてあそんだ。時には猛毒ある舌鋒をふるい、また素知らぬていを装って政道を茶化した。エロ話を美文で飾り、典雅な古典を下品におとしめて笑いとばした。本書は、小説・狂歌・狂詩・川柳から艶本の類まで、江戸時代のエキセントリックな詩文を集め、現代語訳も蛇足して、それらを表と裏から鑑賞する。有名無名の作者たちの、声に出して読むには憚られる卑俗な文章は、また、知性と教養に裏付けられ技巧を駆使した隠れた名文でもある。今や外国語扱いの古典の文章も、「興味本位」に読めばこんなに面白い。


絵でよむ江戸のくらし風俗大事典 絵でよむ江戸のくらし風俗大事典
棚橋 正博 (編集), 村田 裕司 (編集)
単行本: 589ページ
出版社: 柏書房 (2004/09)


江戸がもっとも輝いていた時代、「江戸っ子」が生まれた今から200年前、西暦1800年の江戸市中。同時代の黄表紙、絵本の挿し絵3000点を収録。想像や憶測、思い込みを廃した、江戸庶民生活を読み解く事典。


世間胸算用・万の文反古・東海道中膝栗毛 世間胸算用・万の文反古・東海道中膝栗毛 (日本の古典をよむ 18)
神保 五彌 (翻訳), 中村 幸彦 (翻訳), 棚橋 正博 (翻訳)
単行本: 317ページ 出版社: 小学館 (2008/12/22)


井原西鶴の傑作短編より、大晦日の庶民と借金取りとの攻防を描く『世間胸算用』と哀感迫る書簡体小説『万の文反古』、 そして、十返舎一九の大ベストセラー、弥次さん北さんの珍道中『東海道中膝栗毛』を収録。


捏造されたヒーロー、遠山金四郎 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎 」(小学館101新書)
棚橋 正博 (著)
新書: 253ページ
出版社: 小学館 (2010/2/1)


時は幕末、天保の世。ご存じ「遠山の金さん」こと北町奉行・遠山金四郎景元は、桜吹雪の諸肌脱いで悪人をこらしめた名奉行のはずが、その実像は大違い。老中・水野忠邦のもと、悪評高い天保の改革をおし進め、庶民を泣かせたその人だった。それがなぜヒーロー「金さん」となったのか。 江戸文化を広く研究する著者は、江戸から明治にいたる時代の波にゆれ動く新たな景元像をあばきだし、「金さん」が桜吹雪を背負うまでを克明に追う。鳥居耀蔵の暗躍、矢部定謙との官僚バトル、次々に打ち出される金融・経済政策の失敗など、今すぐ使える話題も満載。


山東京伝の黄表紙を読む 山東京伝の黄表紙を読む―江戸の経済と社会風俗
棚橋 正博 (著) 単行本: 382ページ
出版社: ぺりかん社 (2012/05)


黄表紙をはじめ洒落本、読本、滑稽本、合巻など江戸の戯作界のあらゆるジャンルを開拓し、確立した山東京伝を中心に、経済事情や政治体制、風俗など江戸の社会を読み解く。


江戸に花開いた「戯作」文学 江戸に花開いた「戯作」文学ーNHKカルチャーラジオ
棚橋 正博 (その他) [著]
ムック: 162ページ
出版社: NHK出版 (2012/12/24)


「遊び」「笑い」の精神から生まれたのが戯作文学だ。山東京伝、十返舎一九、式亭三馬などの戯作を、社会的背景とともに読み解く。

18世紀末から19世紀初頭にかけて江戸風俗と世相のなかで形成された江戸戯作界につ いても解説している。


江戸マンガ 2 人魚なめ: 妖怪大集合 「江戸マンガ 2 人魚なめ: 妖怪大集合 」
棚橋 正博 (監修)
単行本: 126ページ
出版社: 小学館 (2014/6/12)


230年前に生れた、これぞマンガの元祖!

浦島太郎と鯉との間に生まれた人魚が、遊女になって騒動を巻きおこす「人魚なめ」、ひとりの人間のからだの中で、心に支配されていたはずの気・手・足・目・耳・鼻・口がクーデターを起こして遊びまくる「人魂旅行」、遊女として苦界に墜ちた女たちが受ける地獄の責め苦を哀愁とユーモアたっぷりに描く「色地獄」の3話を収録。原作はすべて江戸時代屈指のマルチクリエイター、山東京伝。3話とも1791年に刊行された黄表紙です。200年以上前なのに、当時の絵柄はそのままに、超訳して吹き出しをつけただけで、現代のマンガに早変わり! 一度見たら忘れられない超個性的なキャラクター、巧妙なストーリー展開、最初から最後までギャクとだじゃれの大連発! 日本人は江戸時代からこういうマンガが好きだったんだ、キモいキャラが好きだったんだ、と一読すればだれでも納得。まさにクールジャパンの始まりは江戸時代にありました。 安齋肇氏が本書オビに寄せてくださった言葉で締めます。「シュールでスッポンポンでクール。やっぱ江戸はええど。 安齋肇」!


『黄表紙総覧』前・中・後編・索引編・図録編 著者・棚橋正博
出版社・青裳堂 (1986-89年刊)


黄表紙総覧 図録編『黄表紙総覧』(前編、中編、後編 )に記載のある黄表紙の絵題簽、袋、袋入題簽の図版を集成したもの。1775年(安永4)から1806年(文化3)の32年間に刊行されたものが対象。配列は年代順で、同年のものは版元別に分類。巻末に「書名索引」(配列は五十音順)を付す。


山東京伝全集 『山東京伝全集』1〜20巻 著者・棚橋正博、水野稔、鈴木重三等
出版社・ぺりかん社 1992〜


浮世絵の画工として出発し、やがて安永天明期の戯作文学作家として先頭に立った山東京傳。「通」「洒落」「うがち」「むだ」などの観念を主軸として戯謔に貫かれた作風で知られる。その幅広い文筆活動を集成する。


黄表紙の研究 『黄表紙の研究』 著者・棚橋正博
出版社・若草書房 1997


黄表紙の作者には江戸歌舞伎役者・初代坂東善次(築地善交)がいるなど、黄表紙作者に 関する考証や、黄表紙が江戸をはじめ全国の読者たちに大衆小説として読まれてゆく過程など考察 した論文も収めている。
本書に掲載された論考は学位論文として提出したものの一部であると、著者があとがきに記しているとおりいわゆる学術書なのだか、豊富な図版のせいで国文学の門外にも充分楽しめる。


笑いの戯作者 十返舎一九 『笑いの戯作者 十返舎一九』 著者・棚橋正博
出版社・新典社 1999


十返舎一九の今日に至るまでの実像と虚像を徹底的に検証する。 これからの若い研究者や一九に興味を持つ学生達のためにも、研究足跡を明らかにし、入門書を兼ねたものとした。


『合巻集覧』上・中巻〜 著者・棚橋正博他
出版社・青裳堂 2012〜


早稲田大学中央図書館ならびに演劇博物館には、草双紙のなかの「合巻」と呼ばれるジャ ンルの貴重な作品が多数収蔵されている。それらの作者および画工(絵師)を紹介しながら、内容について詳細に考証し、「合巻」と江戸歌舞伎と歌舞伎役者についても解説している。
上巻 / 文化4〜6年の合巻を取り上げ、図書番号、書名の拠り所とした事項、書型、刊年、作者、序文、板元、柱題、構成、奥付、蔵書印、翻刻資料などの情報と、梗概を記す。豊富な図版も掲載。


弥次さん喜多さんの膝栗毛 『弥次さん喜多さんの膝栗毛』 著者・棚橋正博
出版社・NHK出版 2015  


黄表紙、滑稽本など江戸時代の文学作品に大きな足跡を残した十返舎一九。2015年は一九生誕250年の年に当たる。弥次さん喜多さんの滑稽な旅を描いた『道中膝栗毛』を中心素材として、人情本や狂歌作者、往来物(手習い所用に編集された教科書)作家としても活躍した一九の実像に迫る。



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