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【神田祭】 2025年5月8日(木)〜15日(木)「神田衆 粋を競うや 衣装まで」
sibugaki 2025-5-4 17:51
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画像>『江戸名所図会』 神田明神祭礼 (国立国会図書館蔵)
幟に「大江山凱陣(がいじん)」とある巨木な鬼の頭(かしら)。 昔から有名な源頼光(よりみつ)の大江山鬼退治の物語シーン。 その後ろではほら貝を鳴らして景気をつけている。 乗馬姿の武将が二騎、前は「渡辺の綱(つな)」、後ろに「公時(きんとき)」。
*『 江戸名所図会』(えどめいしょずえ ) は、全7巻・20冊からなる絵入りの江戸の地誌。親子孫〜三代で完成(斎藤幸雄<さいとゆきお>・ 幸孝<ゆきたか>・幸成<ゆきしげ>:月岑<げっしん>)。 第一巻から第三巻までの 10冊は天保5年〈1834年〉 、第四巻から第七巻までの 10冊は天保7年〈1836年〉に刊行。 寛政から天保に至る、江戸およびその近郊の町・神社・仏閣・名勝地・旧跡・橋・風俗などを多数の絵とともに説明。丁数で 1,160余、ページ数で 2,300余にのぼる大作。
江戸時代、中央区・千代田区を中心とした地域の祭礼>
江戸時代、江戸では開府以来日吉山王権現(日枝神社)と神田明神は府内にある神社の中でも特に重んじられ、現在の中央区や千代田区を中心とする地域に数多くの氏子町を持ち、各町の氏子たちはその祭礼である山王祭・神田祭に参加していた。それらの町の中には双方の神社の氏子を兼ねているところがあり、また神田明神には境内に摂社として牛頭天王の三社が祀られていたが、その氏子には山王・神田の氏子にして更にこの天王社いずれかの氏子でもあるという町があった。山王祭と神田祭は隔年で交互に行なわれたが、天王三社の祭礼である天王祭は毎年行なわれた。町によっては、一年の内で二度も同じ町内で祭があったということである(なお霊岸島の地域は富岡八幡宮の祭礼にも氏子として参加していた)。このうち天王三社の祭礼については大伝馬町、南伝馬町、小舟町がそれぞれ宮元になっており、祭の名にその町名を冠していた
このうち天王三社の祭礼については大伝馬町、南伝馬町、小舟町がそれぞれ宮元になっており、祭の名にその町名を冠していた。これら合せて五つの社の祭礼の時期は以下の通り。 ●大伝馬町天王祭(天王二之宮) 6月5日 – 8日 ●南伝馬町天王祭(天王一之宮) 6月7日 – 14日 ●小舟町天王祭(天王三之宮) 6月10日 – 13日 ●山王祭(山王権現) 6月15日 – 16日 ●神田祭(神田明神) 9月15日(以上いずれも旧暦)
山王祭と神田祭は天下祭とも呼ばれ、各町から数多くの山車練り物が出て列をなし、神輿に付き添うというものであったが、天王社の三つの祭は山車練り物は一切出ず、それぞれの神輿が氏子町に作られたお旅所に数日留まって各町を渡御した。(wikipedia・江戸祭礼氏子町一覧より)
江戸時代の神田祭巡行路> 9月15日の暁丑の刻(午前2時頃)、江戸の町を埋め尽くす2年に一度の神田祭ははじまる。勢揃いした町々の山車や附祭は湯島聖堂前・桜の馬場を出発。同じころ神輿の行列や諸大名より出された警固役や神馬も大榊を先頭に神社を出て昌平坂を降り、ここで合流し神田祭の行列は完成する。行列は筋違橋御門から江戸城・外廓内へ入り神田の町々を渡り、さらに田安御門より内廓に入った。朝鮮馬場で一時休憩した後、上覧所前を通過する。上覧所では将軍や御台所(将軍の夫人)、大奥女中たちが祭を楽しんだ。そして行列は竹橋御門を経て大手橋と神田明神旧鎮座地にいたり、ここで獅子の狂いと神事が執り行われた。その後、常盤橋御門から江戸城外を出て町々の山車や附祭はここで解散、神輿の行列は日本橋の町々を通り、大伝馬町・小舟町・南伝馬町の御仮屋へ行き神事を執り行い神社へと向かう。神社への帰途、路次には町々が競って提灯を掲げ神輿の帰りを出迎えた。そして、戌ノ刻(午後8時ころ)頃、神社へ帰社し、天下祭・神田祭は終わりを遂げた。 (「江戸時代・神田祭の巡行路」より)
関連情報はこちら> >公式HP 神田明神 https://www.kandamyoujin.or.jp/
>最新ニュース 行事・神輿・由来紹介 http://www.edoshitamachi.com/modules/news/article.php?storyid=481
>水都江戸・東京物語〜「武蔵國・江戸物語」 武士の先駆けだった平将門 (たいらのまさかど) http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/
>特別展 神田祭と日本橋−氏神・明神さまと氏子・室町一丁目會− 2025年5月7日(水)〜5月19日(月) 午前10時〜午後7時30分 日本橋三越本店 本館1階 中央ホール[入場無料] https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/kandamatsuri_50
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