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2022年 3月 24日(木)
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 (継続中)
季節をめぐり、自然と遊ぶ〜花鳥・山水の世界〜
古来より人々は、表情を変える自然の姿に美や意味を見いだし、その形を写し取ろうと試みました。
季節ごとの花や鳥の美しさ、山岳や河川の雄大さ、そして変転する天象や地象を造形化したものは、その姿形や特徴から吉事の兆しと認識されるようになります。更に自然の造形は、特定の季節のイメージと結びつくようになります。春に咲く花は多くありますが「春は桜」といった結びつきが生まれ、私達に広く共有されるようになりました。
そして、移りゆく季節のイメージは、人々の人生観と結びつき、人生や心情を表現する媒体としての役割も担うようになります。
本展では、花鳥や山水などの自然の姿を写した和漢の絵画・書跡・工芸品を取り上げ、季節や時の移ろいを意識しながら、そこに込められた意味や表現方法などを探っていきます。
観覧料>一般:1,000(特別展は1,300)円 大学生・高校生:500(特別展は1,000)円 中学生以下:無料

公式サイト>https://www.shukokan.org/







 
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企画展「隅田川堤の桜」
現在の私たちは、桜の植わる堤を花見の中心に置きがちですが、浮世絵には「隅田川」と銘打っているものが多いことに気が付きませんか。
 江戸時代には川はとても身近な場所でした。安永3年(1774)に大川橋(吾妻橋)が架けられましたが、橋と橋の間はとても長く、日常的に渡し船が使われ、生活に必要な物資は舟運に頼らざるを得ませんでした。 現在と比べると、船遊びもとても盛んだったといえるでしよう。
 明治時代になって都市化が始まるまで、向島地域は田畑が広がる風光明めい媚びな場所で、寺社仏閣を
巡る道ゆきは、江戸の都市住まいを抜け出て「借景」ともなる農村の自然に浸り、一日の行楽を楽しむ
貴重な機会でした。
 今回の企画展では、川、船、堤と桜が織りなす情景を、その歴史的形成を踏まえながら、当館が所蔵
する隅田川の桜の浮世絵を中心に、巻子(かんす)や絵図、そして写真資料を交えて紹介します。

観覧料>個人100円、団体(20人以上)80円、中学生以下と身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料

公式サイト>https://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/siryou/kyoudobunka/info/tututmi.html















 
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「鎌倉殿の13人」 大河ドラマ館 オープン
史上はじめて武家政権が樹立された鎌倉市で「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」がオープン。実物展示と映像展示による、ここでしか見られないコンテンツが多数。大河ドラマのファンだけでなく、歴史好き、鎌倉好きの方々も必見です。

観覧料>大人1,000円(高校生以上) 小人500円(小・中学生)

公式サイト>https://tsurugaokamuseum.jp/





 
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写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて
写真発祥地をとらえた初期写真を核に幕末・明治の姿を再構築する連続展の第二弾として「写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて」を開催します。

写真発祥の地は、写真との関わりが永く、膨大な写真が堆積しています。本シリーズ展では特に初期写真に注目し、写真と資料から、近代へと推移する日本の輪郭を再構築する試みです。

約150年前に江戸時代は終焉し、日本は近代国家へ歩みを進めました。北端の港湾都市であった箱館は、江戸時代後期に幕府の拠点が置かれ、蝦夷地経営や箱館戦争、開港といった歴史事象のなかで重要な役割を担うこととなります。1869年に蝦夷地は北海道と命名され、箱館も函館に改称されました。幕末期には、ロシア人より伝えられた技術を起点に写真文化が華開きます。最初の写真家である木津幸吉をはじめ、田本研造、武林盛一、井田侾吉などの在住する写真家と、野口源之助やライムント・フォン・シュティルフリートら来訪する写真家たちは函館の人々や街、文化を撮影しました。田本研造は、その技術を池田種之助ら弟子たちに伝え、弟子たちは函館に限らず北海道各地にその跡を残し、現代にその姿を伝えています。
観覧料>一般 700円/学生 560円/中高生・65歳以上 350円 

公式サイト>http://topmuseum.jp/





 
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まれびとと祝祭―祈りの神秘、芸術の力―
本展では、まれびとと祝祭を現在の視点からとらえ直してみたいと思います。古より人類は、幾度も疫病の脅威にさらされてきましたが、我々は祝祭(祭り)と、その時間的・空間的中心に現れるまれびと(来訪神)を信仰することにより、それらを乗り越える経験を重ねてきました。感染症パンデミックにより、不可避的に閉ざされた関係を強いられている現在だからこそ、改めてまれびとと祝祭に目を向け、これら根源に立ち返ることが、現状を打ち破るヒントになるのではないかと考えます。
(公式ウェブサイトより)
観覧料>無料

公式サイト>https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/exhibition/#next



 
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赤―色が語る浮世絵の歴史
「赤」という華やかな色彩は、浮世絵の世界を彩るために欠かすことができませんが、同じ赤でも、時代によって、材質や色合いは移り変わります。赤い絵具に注目することで明らかとなってくる、浮世絵のワザと歴史を紹介します。

観覧料>一般/1,000円 高校生・大学生/700円 65歳以上/700円 中学生 /300円 小学生以下 無料

公式サイト>https://hokusai-museum.jp/







 
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花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで
春の桜、初夏の牡丹に燕子花、秋の紅葉に冬の雪―。古くから、私たち日本人は自然に親しみ、四季の風物を愛で、その美しい景色やわき起こる感情を絵画や詩歌などに表してきました。正月に始まり、3月3日のひな祭りや5月5日の端午の節句、さらには花見や月見、花火見物といった風習は、脈々と現代に受け継がれてきたものです。
本展では、日本の絵画を中心に、陶磁や漆工などの工芸品を前・後期合わせて約100件展示し、四季がどのように表されてきたかをご紹介します。
尾形光琳、酒井抱一ら琳派の作品、喜多川歌麿、葛飾北斎らによる浮世絵をはじめ、近代を代表する菱田春草や速水御舟、近年人気の高い伊藤若冲や田中一村の作品を交えながら、絵画の名作や工芸のデザインに見られる四季の美をお届けします。自然に囲まれた箱根の地で、四季折々の花や鳥を慈しむ、安らぎのひとときをお過ごしください。

観覧料>一般・大学生 2,800円 小中高生 1,800円

公式サイト>https://www.okada-museum.com/





 
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100年くらい前の本づくり
明治初期、近代化をめざす日本に、海外から新しい知識や技術が大量に流入しました。印刷・製本もそのひとつでした。それまでは瓦版や浮世絵に代表されるように木版が印刷の主流でしたが、活版や銅版、石版といった新しい技術が取り入れられるようになりました。 本の形も、和紙を折って綴じた「和本」から、洋紙を糸でかがり厚く固い表紙でくるんだ「洋装本」へと大きく変化しました。和本に比べて洋装本は一冊に含まれる情報量が多く、この時代の洋装本への移行は必然でした。

しかしながら、当時の日本には西洋式の本をつくることのできる製本職人はわずかで、明治6(1873)年にようやく明治政府のお雇い外国人パターソンによって、製本の本格的な指導が始まりました。明治10(1877)年には、明治期の大ベストセラー『改正西国立志編』が刊行されます。日本初の国産洋装本と言われており、印刷は大日本印刷の前身、秀英舎によるものでした。

本展では『改正西国立志編』など黎明期の洋装本から、製本が機械化する昭和初期までの本を解体し、それぞれの製本方法を調べることで、日本に洋装本が定着していった過程をご紹介します。和本の技術でつくられた「なんちゃって洋装本」や、米国の教科書やパンフレットで使われていた簡易製本による文芸書など、当時の製本職人が自分たちの技術と手に入る材料で試行錯誤した様子がわかる本もあります。印刷・製本技術の進展とともに豊かになっていく装幀の表現力とあわせて、100年くらい前の本づくりの進化に迫ります。

観覧料>入場無料

公式サイト>https://ichigaya-letterpress.jp/gallery/000237.html






 
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建部凌岱展 その生涯、酔たるか醒たるか
江戸中期の文人・建部凌岱(1719‐74 綾足、寒葉斎などと号す)は、江戸で生まれ弘前で育ち、20歳で出奔し全国を遊歴しながら俳諧で身を立てました。絵画にも専念し、軽妙な俳画から長崎で学んだ南蘋派の花鳥画や山水画まで幅広く手掛け、画譜も刊行しました。緻密な作品もありますが、粗く大胆な筆遣いの作風で知られ、海の魚が乱れ泳ぐ「海錯図」と呼ばれる作品群からは、ユーモア溢れる一面も窺えます。絵画作品を中心に、『続近世畸人伝』にも収められるほど才気に溢れた凌岱の、多彩な活動をご紹介します。

観覧料>一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円

公式サイト>https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/






 
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吉例浮世絵大公開! 江戸の滑稽 ―幕末風刺画と大津絵―
本展では田河水泡コレクションを中心に、当館が収蔵する浮世絵の戯画や風刺画、大津絵など約200点を展示。江戸から明治にかけての民衆の「本音」を読み解きます。

観覧料>一般800円 大学・高校生400円 ※中学生以下無料

公式サイト>http://hanga-museum.jp/







 
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吉例浮世絵大公開! 江戸の滑稽 ―幕末風刺画と大津絵―
浮世絵には、屈託のない笑いから福徳への願い、世の中へ の不安や不満など、日々の感情がユーモラスに描き表されて います。本展では田河水泡コレクションを中心に、当館が収 蔵する浮世絵の戯画や風刺画、大津絵など約200点を展 示。江戸から明治にかけての民衆の「本音」を読み解きます。
観覧料 >一般800円 大学・高校生400円 ※中学生以下無料

公式サイト>http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2022-485









 
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春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります
敦賀市立博物館の江戸絵画の一部は、当館の「春の江戸絵画まつり」でもたびたびご覧いただいてきました。一体どんなコレクションなのか、興味を持つ方もいらっしゃることでしょう。そこで、その全貌をご覧いただくことにしました。やまと絵や円山四条派など、ひたすら美を追求した画家たちの作品によって、ひたすら美しい「非奇想」の世界に浸っていただきます。

観覧料 >一般700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、小学生・中学生150円(120円)
( )内は20名以上の団体料金。

公式サイト>http://fam-exhibition.com/futsu/




 
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博物館でお花見を
東京国立博物館は、今年も「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を実施します。
本館の各展示室で、絵画や陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園ではさまざまな種類の本物の桜を堪能できます。

観覧料>一般1,000円、 大学生500円 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料

公式サイト>https://www.tnm.jp/







 
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中世武士団 ― 地域に生きた武家の領主 ―
中世武士は、世襲制の職業戦士であるとともに、地域の支配者(領主)としても存在しました。中世武士の地域支配は、武士個人の力量によって実現したわけではなく、主に一族と家人によって構成された武士団という集団(組織)を形成することで実現しました。そのため本企画展示では、武士団を戦闘集団ではなく「領主組織」という観点から捉えます。中世武士が武士団という領主組織を形成して遂行した地域支配の実態と展開について、13世紀〜15世紀を中心に、中世の文献・考古・美術資料のほか、近世〜近代の絵図・土地台帳や現地調査に立脚して復元した本拠景観にもとづき、その具体相を展示します。事例には、豊かな資料を今日に伝える、石見益田氏・肥前千葉氏・越後和田氏を主に取り上げます。

観覧料 >一般:1000円 / 大学生:500円

公式サイト>https://www.rekihaku.ac.jp/





 
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北斎花らんまん
花は古くから人々に愛され、絵画の主題としても数多く取り上げられてきました。
本展では、北斎やその門人たちの作品から、桜をはじめとした様々な花の作品約 100 点を展観します。花見の対象とされる花、物語に登場する花、意匠として着物や道具に施される花等、生活のあらゆる場面で愛でられてきた花に関する作品をご紹介します。
観覧料>一般/1,000円 高校生・大学生/700円 65歳以上/700円 中学生 /300円 小学生以下 無料

公式サイト>https://hokusai-museum.jp/





 
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"春の企画展「残された言葉や声をたずねて」 "
戦傷病者は、戦中・戦後を通してさまざまな苦しみや辛さを抱えて生きてきました。彼らは、自身の体験を書籍や手記に綴ったり、映像で当時のことを語ったりしました。その中には、印象的な言葉や声が残されており、戦中・戦後に体験した労苦が詰まっています。戦地での思いや、戦後も続く傷の痛み、これまでの人生を振り返っての心境など、さまざまな場面で発せられた言葉や声の数々。 戦傷病者の多くは既に亡くなられており、直接話を聞くことはできません。本展では、残された資料からその言葉や声に耳を傾けます。

観覧料>無料

公式サイト>https://www.shokeikan.go.jp/






 
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生誕150年記念特別展「一葉の真筆」
令和4年(2022)、樋口一葉は生誕150年を迎えます。一葉は、明治5年(1872)旧暦3月25日(現在の5月2日)に生まれました。幼いころから読書好きの聡明な少女で、14歳から歌塾「萩の舎」で和歌や古典を学びますが、やがて兄、父を相次いで亡くし、17歳で戸主となりました。困窮のなか、家族の生活を支えるために小説を書き、「大つごもり」、「たけくらべ」、「にごりえ」、「十三夜」、「わかれ道」など多くの名作を発表しましたが、明治29年(1896)11月23日、肺結核のため24歳6か月の短い生涯を閉じました。
本展では、当館が所蔵する一葉自らがしたためた資料を展示いたします。自筆の資料は、小説や随筆の未定稿、和歌の短冊・歌稿・詠草、はがきや手紙などの書簡、さらに借金の証文や商いの仕入帳までさまざまです。千蔭流の書を学んだ流麗な筆文字だけでなく、小説の推敲の跡や手紙の行間ににじむ思いなど、一葉の生きた証をご覧ください。

観覧料>大人 300円、 小中高生 100円

公式サイト>https://www.taitocity.net/zaidan/ichiyo/oshirase/news/3562/







 
 (継続中)
写真展「うつりゆく昭和の九段下界隈」
昭和館では、所蔵写真を通して戦中・戦後のくらしを知っていただくために毎年写真展を開催しています。
 今年の春は『うつりゆく昭和の九段下界隈』と題して、九段下とその周辺の写真をご紹介します。
 千代田区九段は、古くから桜並木や内濠のほとりなど四季折々の風景を楽しむことのできるスポットが数多くあり、景勝地・行楽地として知られていました。靖国神社や千鳥ケ淵戦没者墓苑には、戦没者への慰霊と平和への思いを胸に今も多くの遺族が訪れます。
 戦時中には空襲で甚大な被害をうけ、焼け残った建物の多くが戦後GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により接収されました。九段下の象徴的な建造物であった「軍人会館」も昭和20年(1945)9月に接収され米軍士官の宿舎や食堂として利用されていました。昭和32年1月に返還後、平成23年(2011)まで日本遺族会がホテルや結婚式場を備える「九段会館」として運営してきました。
 時代とともにうつりゆく九段下とその周辺の様子を、お楽しみください。

観覧料>無料

公式サイト>https://www.showakan.go.jp/events/photo/index.html




 
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今に見る江戸美人  国貞 英山 英泉
喜多川歌麿没後、浮世絵の美人画界で活躍した歌川国貞(三代豊国)、菊川英山、溪斎英泉。天保の改革や浦賀沖の黒船来航、安政の大地震など、幕末のめまぐるしく変動する時代の中、江戸に生きる女性たちを、国貞は粋に英山は可憐に、そして英泉は婀娜(あだ)っぽく描きました。
本展覧会では、国貞、英山、英泉による版画と肉筆画の美人画、約70点を展示します。この時代、精緻を極めた彫りや摺りの技法も必見です。国貞、英山、英泉が描く江戸美人のいきいきとした姿を、鮮やかで美しい色彩とともにお楽しみください。
観覧料 >一般500円 高校生以下、障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料

公式サイト>https://ukiyo-e.gallery/







 
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幻想の江戸ー異文化のまなざしに映った他者・表象・言説ー
幕末に江戸とその郊外を訪れ、さまざまな記録を残した欧米人は思いのほか多く、確認するだけでも30人以上を数えます。これらの外国人が記した見聞記、旅行記などのトラベルライティングをひもとくと、往時は江戸の周縁地域であった飛鳥山・滝野川・王子稲荷への言及が多く見られ、また広がる景観への讃嘆や、地域の人びとに対する親愛感あふれる印象が書き残されています。
その一方で、ことばや文化を異にする他者が出会うとき、さながら鏡の中を互いに覗き込むかのように、他者の表象と自己への認識の交錯が露わになり、ときに眼差しの力学によっては、西欧列強によるコロニアリズムの表象が立ち現れることもあります。
本展は、このような文化表象に対する問いかけにもとづき、都市江戸の景物や北区地域の光景を中心に異文化に接触が、どのように絵画表象や言説としてイメージを形作っていったのかを改めて展望し、異文化交流の姿を展観するものです。展示を通して、前近代から近代へと変遷をとげた地域の姿を、みなさまとともに見つめなおす機会となれば幸いです。

観覧料>無料

公式サイト>https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/kouza/03nendo/syunnki.html









 

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