予定表 -詳細情報-

件名 鏑木清方と江戸の風情
開始日時 2014年 9月 9日 (火曜日)   10時00分 (GMT+09:00)
終了日時 2014年 10月 19日 (日曜日)   18時00分 (GMT+09:00)
場所 千葉市美術館 千葉市中央区中央3-10-8 
連絡先 043-221-2311
詳細 鏑木清方(かぶらき きよかた・明治11年〜昭和47年/1878-1972)は戯作者條野採菊の子として東京神田に生まれ、浮世絵師月岡芳年の門人、水野年方から絵の手ほどきを受けた。はじめ挿絵を手がけ、やがて展覧会を活動の場とする日本画家となり成功を収めるが、清方が自身の造形と題材を模索するなかで見いだしたひとつの理想郷は江戸の浮世絵にあった。なかでも鈴木春信や鳥居清長、勝川春章といった絵師たちの作品世界に傾倒し、季節や場所の風情を尊ぶ江戸人の心情にも深く共鳴しながら、たおやかで粋な独自の美人画を確立。
 そしていまひとつ、清方が生涯描き続けた理想郷は、江戸の風情が色濃く残る、幼時を過した明治の東京。清方は来し方を繰り返し見つめ、季節の風物や市井のさりげない日常、暮らしの細部を丁寧に掬い、描きとめている。とりわけ戦中から戦後にかけて、東京から江戸の風情のみならず明治の面影までもが失われたのち、清方の過去への憧憬はいよいよ募り、江戸情緒はより純化したかたちで作品に現れるようになった。
 本展は、「江戸の風情」をテーマに鏑木清方の仕事を再考。幼い頃親しんだ草双紙や修業時代の制作、画業を貫流する江戸情緒など、いくつかの視点から、清方と江戸とのつながりを探る。また当館の所蔵品より関連する江戸期の作品をあわせて並べ、清方作品との共通項を観察。清方が江戸に見いだした理想郷に光をあて、清方が真に描きたかったものを考える機会となれば幸いです。


詳細 http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2014/0909/0909.html
カテゴリー 催事
投稿者 渋柿
レコード表示 公開
繰り返し
最終更新日 2014年 8月 26日 (火曜日)