十二月の月建は丑月。

  • 投稿日:
  • by

十二月は月建では丑月。
「丑は紐なり、一二月万物動いて事を用う」と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の字書)
和風月名では、師走(しはす)。
由来については諸説あり師走は当て字で語源不詳。

《十二月 こよみ》
12月1日寛永14年(1637)江戸の風呂屋に置女が1軒3人に制限、違反者は吉原大門の内で磔刑。
12月2日正徳元年(1711)幕府常雇職人の跡目相続申渡方を定める。
12月3日明治5年(1872)暦太陽暦採用の詔書により、この日を命じ6年1月1日とする。
12月4日延享3年(1746)天文台。徳川吉宗が神田佐久間町に天文台を建てる。
12月5日慶長6年(1601)青山忠成・内藤清成、市町の司と関東の奉行食を兼ねる。
12月6日天明7年(1787)明地に家屋を建てること禁ぜらる。
12月7日元禄6年(1693)新大橋架橋。
12月8日慶長13年(1608)永楽銭の使用禁止。
12月9日慶応3年(1867)王政復古が宣言される。
12月10日元禄11年(1698)日本橋本石町から出火八丁堀で鎮火、中村座・市村座、日本橋が焼失。
12月11日正徳元年(1711)神田連雀町町から出火、霊巌島まで達する大火となり、日本橋も半焼。
12月12日文久2年(1862)品川御殿山の外国大使館が、高杉晋作らにより襲撃される。
12月13日万治2年(1659)両国橋完成。東西の橋詰・橋中央に番所が置かれる。
12月14日元禄16年(1703)円滑な運営がなされず、質屋総代・古着屋総代が廃止される。
12月15日元禄15年(1702)赤穂浪士討入。本所松坂町の吉良邸を襲撃して義央を討ち取る。
12月16日安政6年(1859)勝海舟らに渡米が命じられる。
12月17日安永9年(1780)御定両替屋635人以外の銭売買が禁止じられる。
12月18日明治7年(1874)京橋-銀座ー芝金杉橋間の街路の両側に、85基のガス灯を点火。
12月19日宝永7年(1710)柳原松平伊豆守中屋敷より出火、日本橋などをへて霊巌島まで延焼。
12月20日享保9年(1724)月参講出札集会禁止。
12月21日享保5年(1720)下田奉行が廃止され、浦賀奉行が設置される。
12月22日寛文元年(1661)諸芝居の興行場所が、堺町・葺屋町・木挽町五・六丁目に限定される。
12月23日天保12年(1841)問屋組合停止、素人の直売自由により手続き廃止。
12月24日弘化元年(1844)寄席が自由化される。
12月25日享保3年(1718)1両付き銀54匁替令。
12月26日嘉永6年(1853)異国船渡来に際し騒ぐことなき様にとの触れ出る。
12月27日宝暦13年(1763)銭不足のため、占売・囲銭が禁止される。
12月28日天和2年(1682)お七火事駒込大円寺より出火、下谷・浅草・本郷・神田・日本橋に及ぶ。
12月29日天保10年(1839)屋敷内へ、神社をみだりに勧進することが禁止される。
12月30日安政6年(1859)往来で外国人と遭遇した場合、無作法の無きよう通達が出される。           

《十二月関連コラム》
【新大橋架橋】12月7日元禄6年(1693)
〇コラム 歌川広重「名所江戸百景」の新解釈
  http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo49.pdf
【赤穂浪士討入】12月15日元禄15年(1702) 浅野家残党、吉良邸討入事件
〇コラム 小説「江戸人紀」『第四巻 元禄武士道』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd7/index.php?id=22
【三河萬歳】正月に江戸へ来る萬歳(まんざい)は、三河萬歳とも言う。
〇コラム 江戸の生活の話し 『大福と才蔵市』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16

《十二月新着コラム》
【新着コラム】能登の前田の利家は大行院(所/雑司ヶ谷)を建てた人。
〇コラム「神田川界隈物語」『大行院を寄進した前田利家』
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd6/index.php?id=47
【新着コラム】大福餅は江戸時代にすでにあったが、その歴史はあんがい新しい。
〇コラム「江戸ことば 月ごよみ」『大福と才蔵市』
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16
【新着コラム】明治神宮(内苑)が完成したのは大正9年、外苑はその約6年・・・
〇コラム『明治神宮外苑はなぜつくられたのか(前編)』
http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/

十一月の月建は子(ね)月。

  • 投稿日:
  • by

十一月の月建は子(ね)月

子は陽気動き、万物滋するなりと説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の字書)
和風月名では、霜月(しもつき)。
「霜降月(しもふりづき)」ともいう。

《十一月 こよみ》
11月1日寛政9年 (1797)堺町中村勘三郎座再興。
11月2日慶長6年 (1601)大火日本橋駿河町から出火、当時の全市を焼く。
11月3日正保12年(1841)新たに市中取締名主任命される。
11月4日安政元年 (1854)太平洋一帯に大地震が発生。焼失・倒壊・流失家屋約6万戸、死者約3千人。
11月5日明治19年(1886)伊勢丹神田旅籠町に、伊勢丹丹治呉服店(現伊勢丹)が開店。
11月6日享保17年(1732)町奉行より両替商に大判相場は7両2分より7両1分の間にて商売すべしと令せらる。
11月7日天明4年 (1784)江戸両替商の数が643株になる。
11月8日享保7年 (1722)風俗や徳川家に関する出版物取り締まり令、幕末まで出版取締令の基本法となる。
11月9日延宝5年 (1677)江戸街頭での集団踊り禁止。
11月10日寛政元年(1789)価格引き下げのため、関八州の綿実問屋・仲買が廃止される。
11月11日天和2年(1682)町奉行所与力・同心の風紀の退廃をただし、同心を1組100人から60に減員。
11月12日明暦元年(1655)町方の塵芥の川への投棄禁止。
11月13日寛永元年(1624)島津家久が、妻子を江戸藩邸に移す。(西国大名妻子江戸移住の始)
11月14日寛文2年(1662)町奉行の支配領域が広がる。
11月15日享保4年(1719)鍛冶屋ふいご祭り禁じらる。
11月16日寛文4年(1664)銀座年寄役新たに命ぜられる。
11月17日天保7年(1836)幕府諸侯に米穀の江戸輸漕を命ずる。
11月18日万治3年(1660)寄合山口重直・内藤重頼が火消役を命じられ、定火消2組が増設される。
11月19日享保14年(1729)倹約令がでる。
11月20日宝永3年(1706)日本橋和泉町から出火、中村座と市村座が再び焼失。
11月21日天和元年(1681)米価が高騰し、飢える者が多く、幕府が3万表の御救米を町人に下賜する。
11月22日延宝2年(1674)米価騰貴のため非人の増加をみて、幕府、非人調査を命ずる
11月23日宝永4年(1707)富士山大噴火。(宝永の大噴火)江戸で灰5寸積もる。
11月24日享保10年(1725)本材木町紀伊国屋源兵衛他2名に江戸並び大坂にて米商如何程にても買米を許す。
11月25日享保8年(1723)年番名主より奉公人駆落ちの件、人宿対策を上申す。
1月26日享保15年(1730)この頃、鼻から上が黒くなる麻疹鍋冠がはやり、白牛洞などの薬が配られる。
11月27日寛永15年(1638)諸商売品の売掛に証文をとることが命ぜられる。
11月28日天明2年 (1782)本両替屋に役金上納が命じられる。
11月29日寛文9年 (1669)浜離宮甲府藩主松平綱重、浜屋敷を造営、築山泉水をつくる(現・浜離宮)。
11月30日天保13年(1842)奪胎取締令がだされる。

参考文献 ・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)
・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

十一月関連コラム
出版取締令】11月8日享保7年 (1722)
〇コラム 手鎖は「てじょう」と読む!
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=10
富士山大噴】11月23日宝永4年(1707)
〇コラム「富士山噴火の復興で、神様になった伊奈忠順」
http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo39.pdf
酉の市】11月の酉の日に行われる鷲(おおとり)神社の祭礼で、江戸時代に盛んになった。
〇コラム 年の瀬の風物詩「酉の市」と「熊手」
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=12
十一月新着コラム
〇コラム「景気」と「経済」
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16

江戸東京下町文化研究会

十月の月建は亥(い)月

  • 投稿日:
  • by

十月の月建は亥(い)月。
・亥は荄なり。十微陽起こり、盛陰に接すと説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、神無月(かんなづき)。
国中(除出雲)を無・陰・空虚にして十一月「一陽来復」を期待する月。

《江戸 十月暦日》
10月1日天保6年(1835)天保銭通用始まる、通称「当百」という。
10月2日安政2年 (1855)安政の大地震夜四つ時に大地震発生。死者3895人、倒壊家屋1万4346戸。
10月3日元和5年 (1619)徳川秀忠が、日光社参のため、江戸を出発。
10月4日宝永4年 (1707)江戸でも大地震、家屋倒壊などの被害がでる。
10月5日天保12年(1841)雑司が谷観応寺が、女犯の罪などで取り壊しとなる。
10月6日承応3年 (1654)役馬を近在の村に課して、両伝馬町の助役をさせる。
10月7日宝永元年(1704)八王子千人同心が、江戸防火の任務を命じられる。
10月8日文化11年(1814)麻布三軒屋から出火、2大名邸延焼する。
10月9日明暦2年 (1656)吉原町の遊郭が召し上げられ、日本堤の2万4千坪が代地として与えられる。
10月10日文政11年(1826)高橋作左衛門、下河辺林右衛門逮捕>シーボルト事件。
10月11日寛永3年(1626 鍛冶屋のふいご祭り禁ぜられる。
10月12日元禄7年(1694)松尾芭蕉歿(享年50) 
10月13日明暦2年(1656)浅草鳥越に新たに銭座を置くことが許可され、寛永通宝が鋳造される。
10月14日慶安2年(1649)江戸近郊の土地貸借が禁止される。
10月15日元和8年(1622)増上寺山門再興の供養 。
10月16日明暦2年(1656)元呉服町の大火、 四八カ町を延焼。
10月17日安永3年(1774)隅田川に吾妻橋(大川橋)が架けられる。
10月18日寛永2年(1625)町方に対し、町人の大脇差の帯刀禁止。
10月19日享保6年(1721)人別帳の作成が町名主に命じられ、毎年4月と9月に人口を記録する。
10月20日享保8年(1723)町奉行より、江戸輸入の物資数量物価等書上げ方を下知。
10月21日元禄15年(1702)老中柳沢吉保が駒込に六義園を完成。
10月21日文化12年(1815)千住の酒合戦。千住の飛脚屋中屋六衛門の還暦祝で酒飲み比べ盛大に開催。
10月22日天明6年(1786)毒が流されたとの噂が流れ、千川上水が廃止される。
10月23日寛永6年(1629)風紀を乱すという理由で、女歌舞伎が禁止される。
10月24日享保元年(1716)浅草鋳金場廃止。
10月25日寛政5年 (1793) 湯島松平雲州侯別館より出火-神田辺本町-石町-葺屋町芝居-日本橋辺迄類焼。
10月26日承応元年(1652)江戸府下在住の浪人をしらべ地主が届けることを命ぜられる。
10月27日寛文3年(1663)町中桶屋、桶町名主藤十郎方へ記帳を命ぜられる。(桶樽職役銭取立書留)
10月28日天保13年(1842)市民に申諭して、府内の警備を厳しくする。
10月29日宝永6年(1709)男女の髪型が制限さる。
10月30日嘉永3年 (1850) 琉球の使節江戸へ着す。

参考文献 
・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

《十月関連コラム》
【寛永通宝】
〇江戸ことば月ごよみ 『藤の花と銭の花』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=4
【六義園】
〇江戸ことば月ごよみ  『江戸の紅葉めぐり』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=12

《十月新着コラム》
 〇コラム「江戸歌舞伎観劇は贅沢だったか?!」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16
 〇コラム 神田川界隈物語 江戸名所図会にみる「鬼子母神出現所」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd6/index.php?id=46
〇コラム「大きな商店(大店)の勤め人(お店者)の生活をみる
http://www.edoshitamachi.com/web/e/
 〇コラム 「津田左右吉」から読み解くAI時代の日本人
http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/

《十月主な催事》 http://www.edoshitamachi.com/modules/piCal/
●展示会 ■講演会 □公演会
●出光美術館>江戸時代の美術―「軽み」の誕生
 2023年9月16日(土)〜10月22日(日)
 http://idemitsu-museum.or.jp/
●国立歴史民俗博物館>陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-
 2023年10月3日(火)~12月10日(日)
 https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html
●大田区立郷土博物館>海苔商たちの底力
 2023年10月03日~2023年12月03日
 https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/hakubutsukan/index.html
●町田市立国際版画美術館>楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師
 2023年10月07日~2023年12月10日
 https://hanga-museum.jp/
●サントリー美術館>激動の時代 幕末明治の絵師たち
 2023年10月11日~2023年12月03日
 https://www.suntory.co.jp/sma/

江戸東京下町文化研究会

九月の月建は戌月。

  • 投稿日:
  • by

九月の月建は戌月。

・「戌」は、九月陽気微 にして、万事畢成し陽下りて地に入ると説文にあります。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
・和風月名では、長月(ながつき)。
秋の夜長のころということで、夜長月(よながつき)が略されたといわれてます。

《江戸 九月暦日》
9月1日万治2年 (1659)老中らが、江戸城天守閣の廃止を議決。
9月2日享保13年(1728)江戸で大風雨、洪水。諸橋落失、小石川へん二階まで浸水。
9月3日元禄11年(1698)上野寛永寺の根本中堂建立。紀伊国屋が材木を請負い50万両の利益を得た。
9月4日享和2年 (1802)富士講禁止令。
9月5日享保6年 (1721)家屋敷売買時、家主の中に差配人交替を恐れ売買の邪魔する者あるときは売主より訴え出ずべしと令出る。
9月6日元禄11年(1698)勅額火事・中堂火事 南鍋町数奇屋河岸から出火、八丁堀・浅草・千住まで延焼。
9月7日正徳4年 (1714)浅草に鋳銭場を置かる。
9月8日万冶元年 (1658)江戸定火消制度が創立。寄合3名、与力6騎・同心30人ずつ預けられる。
9月9日慶応3年 (1867)諸国酒造取締令(1/3)
9月10日享保10年(1725)屑金吹下金買組合設置。
9月11日万延元年(1860)諸国酒造減少礼。
9月12日寛文6年(1666) 薬屋の座およびしめ売禁止令出る。
9月13日承応元年(1652) 芝増上寺に放火し、老中暗殺を謀った浪人別木庄衛門の一統が捕縛21日死罪。
9月14日万治元年(1658) 火消役屋敷の新設により、新居関番三宅重吉ら6人に屋敷の移転費用が下賜。
9月15日慶長13年(1608)幕府、小石川伝通院を造営する。
9月16日承応3年(1654) 二の丸東照宮を紅葉山東照宮に合祀し、二の丸東照宮社殿は川越仙波に移す。
9月17日寛文6年(1666) 町人の衣料、長刀大脇差の佩用についての制規、ふたたびでる。
9月18日天和2年(1682) 維持経費が膨大なため、安宅丸の廃船が命じられる。
9月19日寛永10年(1633)この頃、幕府武蔵国雑司谷駒込妙義坂下などの検地をする。
9月20日享保6年(1721) 竹菰等問屋仲買小売調査。
9月21日宝永7年(1710) 芝口御門が完成、日比谷町を芝口町と改める。
9月22日寛永8年(1631) 加々爪忠澄・堀直之が江戸町奉行に任命。奉行所が私宅より分離。
9月23日正徳2年(1712) 新銀の改鋳をやめ古銭・元禄銀・宝字銀などを遅滞なく流通させるよう令せらる。
9月24日明和7年(1770) 日本橋青物町・本材木町の町人に年百両の冥加金で、江戸橋広小路への商床・商蔵設置が許可。
9月25日享保元年(1716) 宅地売買その他謝礼金等を軽くし万事出費の少きを旨を令せられる。
9月26日文政元年(1818) 江戸朱引図完成。江戸の範囲を町奉行・勘定奉行が若年寄に区域を答申。
9月27日元禄5年(1692) 浅草諏訪町から聖天町にいたるまで河岸での漁労が禁止される。
9月28日享保11年(1726)朱座にて辰砂を販売するを停止し以後薬舗にて販売。
9月29日万延元年(1860) 亥の刻過ぎに吉原江戸町二丁目より出火、遊郭が全焼。遊女らが放火犯として逮捕。 
9月30日寛永4年(1627) 横山町寺町より出火、大風のため三日類焼、吉原に至る。

参考文献 
・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

《九月関連コラム》
【重陽の節句】
 〇「江戸言葉 月ごよみ」~《9月9日は重陽(ちょうよう)の節句》
 ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=10
【江戸城】
〇「No24 長かった関東内乱、江戸城築いた太田道灌」~《江戸城》
 ・http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/2022/12/post.html
【富士講】
〇江戸の夏行事~今に継承されているものの由来 ~《富士講》
 ・http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
【江戸朱引図】
〇「江戸下町は文化創造センターだった」~《江戸の範囲》
 ・http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2021/04/

《九月新着コラム》
〇コラム「江戸の主な生業(なりわい)の担い手をみる」
・http://www.edoshitamachi.com/web/e/2023/08/post.html
 〇コラム「江戸ことば 生活とお金」~「先払い」と「着払い」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16
 〇コラム 神田川界隈物語 「 面影橋を渡りミステリアスな逸話が残る南蔵院へ」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd6/index.php?id=45

江戸東京下町文化研究会

八月の月建は酉月

  • 投稿日:
  • by

八月の月建は酉月。

「酉」は、説文では「八月黍(きび)成り、酎酒を為(つく)る可く、古文、酉の形に象るなり」とあります。
和風月名では、葉月(はづき)。
木の葉が落ちる月、「葉落ち月」が訛ったもの。また、稲穂の「発月(はりづき)」の意から来たとされる説もあります。

《江戸 八月暦日》
8月 1日天正18年(1590)徳川家康、江戸城に入る。
8月 2日寛永16年(1639)新銭売買の定め、一季居奉公人、人身売買の禁などの高札たてられる。
8月 3日天正18年(1590)豪雨が降り、浅草千束池・不忍池があふれる。
8月 4日宝永 3年(1706)奢侈を禁じるため、市中の屋形船が100艘に制限される。
8月 5日天正18年 (1590)家康が、江戸の住人に米を与え救済する。
8月 6日寛政 3年 (1791) 大風雨により、高潮発生。
8月 7日享保 5年(1720)町火消し組合が改正、「いろは」48組となり、纏幟の制度が設けられる。
8月 8日正保 2年 (1645) 外郭および府内各所に辻番所を創置。
8月 9日明和 8年(1771)日本橋薬研堀の埋め立てが完成して町奉行支配となり、市街が開かれる。
8月10日享保 8年 (1723) 大暴風雨により本所・深川・浅草・王子などで出水。
8月11日寛永16年(1639)江戸城江戸城二の丸・天守閣を除き全焼。
8月12日元和 6年(1620)最上義俊、妓女とともに浅草川で船遊し、船手方の水主と争論する。
8月13日寛永16年(1639)丸橋忠弥、品川にて磔刑。
8月14日享保 8年(1723)火の見櫓の設置が義務づけられる。
8月15日慶応 3年 (1867) 楮幣(ちょへい)が発行され、通用が開始される。
8月16日寛永 4年(1627)江戸城西の丸裏門の通行、事前許可された者以外の通行や鑑札のない町人など通行禁止。
8月17日元禄14年(1701)暴風雨が発生し、芝増上寺などに被害がでる。
8月18日天正18年(1590)船入堀・橋の普請が始められる。
8月19日文化 4年(1807)深川富岡八幡宮祭礼の人出で永代橋が崩れ落ち、730余人が死亡。
8月20日元和 8年 (1622) 訴訟・商業・結党・質物・火災・浪人・天主教・寺院などについての諸禁止令出る
8月21日寛永16年(1639)職人の賃銀が定められる。
8月22日寛永 7年(1630)山王権現社造営落成。
8月23日元文 元年(1736)永代橋維持のため、10年間の往来銭徴収が許可される。
8月24日元禄 元年(1688)浅草龍宝寺の僧3人が女犯の罪で死罪となり、龍宝寺も閉門となる。
8月25日慶長15年(1610)幕府の許可を受けて、琉球を征討した島津家久が琉球王尚寧を連れて江戸に入る。
8月26日 文久3年 (1863) 諸侯旗下80余人に、非常警備として江戸内外の警備が命じられる。
8月27日寛永 2年(1625)武家の一季居奉公人の年季を10年とし、人身売買の禁、請負人なき借屋、辻立門立など禁止。
8月28日嘉永 6年(1853)江川太郎左衛門が、内海御台場建設と大筒鋳造を命じられる。
8月29日寛文11年(1671)隅田川前夜より大風雨により隅田川が出水、本所の住民が官船で救助される。
8月30日元文 元年(1736)地代・店賃支払い訴訟の受け付けが停止される。

参考文献 
・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

◎注
・8月1日天正18年 (1590)徳川家康、江戸城に入る。
・8月7日享保5年 (1720)町火消し組合が改正、「いろは」48組となり、纏幟の制度が設けられる。
・8月19日文化4年 (1807)深川富岡八幡宮祭礼の人出で永代橋が崩れ落ち、730余人が死亡。

《八月関連コラム》
【家康関東討ち入り】
〇8月1日天正18年(1590)徳川家康、江戸城に入る。
・武蔵の国 江戸物語 『戦いに備えた江戸の最初のインフラ』
  http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo30.pdf
【いろは48組】
〇8月7日享保5年(1720)町火消し組合が改正、「いろは」48組となり、纏幟の制度が設けられる。
 ・江戸十万日 月日の鼠 『偉大ではないが、しぶとく消極的であることがもつ価値』
  http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2019/12/
【永代橋崩落】
〇8月19日文化4年(1807)深川富岡八幡宮祭礼の人出で永代橋が崩れ落ち、730余人が死亡。
・武蔵の国 江戸物語 『永代橋にみる民間活力導入の惨劇』
 http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo46.pdf

江戸東京下町文化研究会

七月の月建は申月。

  • 投稿日:
  • by

七月の月建は申月。

「七月、陰気を成し自ら申束(のびちぢみす)と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、文月(ふづき/旧暦七月の異称)七月七日の七夕にちなんだ呼び名というのが定説。

《江戸 七月暦日》
7月1日享保15年 (1730)米価低廉にて武家及び町方米屋共損失多きにつき年貢米を60万石籾にて置米し扶持米は買上げる旨布告。
7月2日天明2年(1782) 浅草片町裏に頒暦調所司天台を設ける。
7月3日養和元年(1181) 鎌倉の若宮造営のため、浅草の大工が源頼朝に招かれる。
7月4日享保16年(1731)酒値段定限制の為、米価にも影響あるを以て時の相場を以て売買せしめらる。
7月5日慶応3年(1867) 築地居居留地の開設が始まる。
7月6日天明3年(1783) 浅間山が大噴火、江戸には灰がふる。
7月7日寛永20年(1643)朝鮮通信使が江戸に入り、本誓寺を宿舎とする。
7月8日寛永10年(1633)人身売買の禁止、奴婢の10年季・駅馬駄賃の制についての布令でる。
7月9日文化12年(1815)日雇渡世者統制令。
7月10日享保13年(1728)米相場を書上ぐ。(徳川吉宗>享保の改革の一つ)
7月11日寛永5年(1628) 大地震があり、江戸城の石垣が多く崩れる。
7月12日慶安2年(1649) 橋上や橋畔、または辻々路上で商人が商売すること禁止される。
7月13日寛文2年(1662) 町人の無届の乗り物、若年者の乗り物を禁じた町触が出される。
7月14日貞享3年(1686) 大八車・牛車で犬類をひかないよう、また野良犬にも餌を与えるよう触れ出される。
7月15日文久2年(1862) 戌(いぬ)下刻より光物筋を引きて坤(ひつじさる)の方へ飛ぶ事夥し、諸人恐怖せり。
7月16日万治元年(1658) 隅田川に新規の架橋が命じられ、よく年12月13日に完成し両国橋となずけられる。
7月17日明治元年(1868) 江戸府を東京府とする詔書が出される。
7月18日明暦3年(1657) 侠客幡隋院長兵衛と、寄合水野十郎左衛門が喧嘩となり、十郎左衛門が長兵衛を斬り殺す。
7月19日慶応元年(1865) 市中困窮者(約19万人)に救米が給付される。
7月20日万延元年(1860) 新一分銀相場引き下げの浮説取り締まりの通達出る。
7月21日享保9年(1724) 浅草蔵前の札差が、109人に定められる。
7月22日享保9年(1724) 日本橋通に、塗屋土蔵造りが命じられる。
7月23日寛永11年(1634)江戸城江戸城西丸全焼。
7月24日寛政2年(1790) 囲米奨励令(松平定信>寛政の改革>諸大名に対し1万石につき50石の米の備蓄を命じた制度)
7月25日享保6年(1721) 評定所に目安箱が設置される。
7月26日寛永2年(1625) 井上正継が、許可を得て大銃を試す。赤坂より千駄ヶ谷まで26町を飛ぶ。
7月27日文禄2年(1593) 西の丸普請なる。
7月28日元禄11年(1698)永代橋完成(上野寛永寺根本中堂造営の余材を使用)8月1日開通
7月29日明治2年(1869) 能維新後、初めての演能。赤坂の和歌山藩邸で、英国皇太子が能楽を観賞。
7月30日慶安2年 (1649) 八朔の祝賀のため、特定町人の江戸登城を許可される。                                          参考文献 ・武江年表(東洋文庫)・東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など                                         

《七月関連コラム》
【江戸の物売り】
〇夏商いの各種売り声で(金魚売り、ところてん売り、茄子売り、水売り、植木売等々)で町は賑やか。
・江戸言葉 月ごよみ『江戸の売り声』 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=8
【天明の浅間焼け】
 〇7月6日天明3年(1783) 浅間山が大噴火 江戸には灰がふる。
 ・武蔵の国 江戸物語 No45『浅間山噴火により、 関東郡代が潰れる』 http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo45.pdf
【喫煙禁止令】
〇7月14日慶長14年(1609)喫煙が禁止される。
 ・江戸言葉 月ごよみ『 歩きタバコ」の禁止』http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
【隅田川川開き】
〇第46回 隅田川花火大会 令和5年7月29日(土)4年ぶりに開催 。
・江戸の夏行事~今に継承されているものの由来~『隅田川の川開き』 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
・武蔵國・江戸物語~No42『享保の厄災と、隅田川川開き』 http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo42.pdf
・江戸言葉 月ごよみ『 江戸の花火』
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=8

江戸東京下町文化研究会