四月、月建は巳(し)月。

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「四月陽気、巳(すで)に出、陰気巳に蔵(かく)れ、
万物見(あらわ)れ文章を成す」と説文にあります。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、卯月(うづき/旧暦四月の異称)、建巳月など。
「卯の花月」の略が定説となっています(諸説有)。

《四月 江戸こよみ暦日》
・4月1日寛保2年 (1742)公事方御定書が制定される。(司法・警察法規)
・ 4月2日享保8年 (1723)献上紋服公儀呉服師に注文制。
・ 4月3日享保4年 (1719)本所奉行が廃止、本所上水が勘定奉行の所管となる。
・ 4月4日安永4年 (1775)浅草寺日音院内で富突同様の籤取疱瘡守札を頒布した者が江戸払。
・ 4月5日明暦3年 (1657)江戸復興に際し、道路幅拡大のため家屋の庇切りを行う。
・ 4月6日享保10年 (1725)江戸薬種問屋24軒に新規加入を認め25軒とす。
・ 4月7日享保7年 (1722)町費増加及び名主の気まぐれを防ぐため、新たな名主の設置を禁止。
・ 4月8日慶応2年 (1866)天保2年朱金停止令。【江戸の貨幣】
・ 4月9日万治2年 (1659)鑑札を必要とする商売が定められる。【万治札】
・ 4月10日万延元年(1860)新小判、新一分判、新二分判などを鋳造する【万延金】
・ 4月11日弘化2年(1845)芸人名弘会・発句会及び縁日商人の高値販売取締の達出る。
・ 4月12日延宝3年(1675)米価高騰で市中困窮し、月行事御役人足を務める町々に拝借米を許す。
・ 4月13日寛文12年(1672)毎月2日に町年寄へ呉服・材木など14品の時価書き出しを命じる。
・ 4月14日享保9年 (1724) 本所猿江御材木蔵跡入堀を埋め立て、深川永代築地のごみ投棄を禁止す。
・ 4月15日寛政3年(1791)町法改正及7分積金を命ぜらる。
・ 4月16日慶応元年(1865)江戸市中の昼夜の警護が、庄内藩に一任される。
・ 4月17日元和2年 (1616) 徳川家康(75)、駿府城で没し、19日久能山に埋葬される。
・ 4月18日嘉永2年 (1849) 葛飾北斎浅草遍照院に没す。90歳辞世「悲と魂でゆく気散じや夏の原」
・ 4月19日宝暦2年(1752)上野新黒門町牡丹屋太右衛門に、吉野・熊野産の和人参販売を許可。
・ 4月20日享保5年(1720)町屋の土蔵造り塗屋瓦屋根奨励。
・ 4月21日享保8年(1723)質屋古着屋古道具屋古鉄買其他組合設置。
・ 4月22日天保9年(1838)農商人の櫛簪その他に金銀を用いることが禁ぜらる。
・ 4月23日享保13年(1728)下金買屑金吹に組合を作り、未加入者を取締る。
・ 4月24日慶応4年(1868)新政府、江戸金銀銅座を接収する。
・ 4月25日天保7年(1836)後府内の食類商人を、60軒を5年間にへらす。
・ 4月26日享保14年(1729)判じ物などで金銭をとる願人坊主が取り締まりを受ける。【願人坊主】
・ 4月27日享保9年(1724)灯油を高価に商売せしため水油屋、同仕入仲間、過料を命じられる。
・ 4月28日延享元年(1744)建築条規を示達せらる。
・ 4月29日享保6年(1721)倹約のため祭礼練物を質素にし、屋台等を無用とすべしと命せらる。
・ 4月30日天保3年(1832)鼠小僧次郎吉逮捕さる。

-是月(この月)----------------
>4月-承応3年(1654)玉川上水が、虎の門まで到着し、6月に完成。【玉川上水】
>4月-宝永7年(1710)諸職人の内、受領名を武蔵守と唱うることを禁じる。
>4月-正徳元年(1711)市中の塵芥を指定の永代浦に運ばず、諸所堀川へ投棄するのを厳禁。
>4月-享保3年(1718)出替りの奉公人は早々主家を定むべき旨命せらる
>4月-享保4年(1719)路地屋根葦禁止。
>4月-この月 享保6年(1721)大奥女中衣服華美禁止。
>4月-この月 安永3年(1774)両国に放屁男の見世物出る。【江戸の見世物】
>4月-この月 天明4年(1784)米穀払底につき幕府細民に米穀を廉価す。
>4月-この月 寛永4年(1851)浅草寺奥山に鯨の見世物出る。【江戸の見世物】
>4月-この月 万延元年(1860)浅草寺奥山に虎の作り物の見世物出る。【江戸の見世物】

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《四月関連情報》
【江戸の貨幣】---お知らせ 
・「日本銀行貨幣博物館」のバナーをホームページ左サイドに掲出。 
  >https://www.imes.boj.or.jp/cm/  
【江戸の見世物】---新着コラム---
・江戸言葉 月ごよみ「らくだの見世物と落語」
  >http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
治札(まんじふだ)】4月9日万治2年 (1659)
・4月9日万治2年 (1659)鑑札を必要とする商売が定められる
 >http://www.edoshitamachi.com/modules/news/article.php?storyid=414
【万延金(まんえいきん)】4月10日万延元年(1860)
・新小判、新二分判などを鋳造する。
 >http://www.edoshitamachi.com/modules/news/article.php?storyid=413
【願人坊主(がんにんぼうず)】4月26日享保14年(1729)
・判じ物などで金銭をとる願人坊主が取り締まりを受ける。
 >http://www.edoshitamachi.com/modules/news/article.php?storyid=412
【玉川上水】4月- この月 承応3年(1654)
・玉川上水が虎の門まで到着し、6月に完成する。同時に野火止分水もできる。
 >http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd8/PDF/tamagawanenpyo.pdf


参考文献
・武江年表(東洋文庫)
・東都歳時記(東洋文庫)
・東京市史稿(東京都)
・江戸町人の研究(吉川弘文館)
・江戸東京年表(小学館)など

江戸東京下町文化研究会

 

三月、月建では辰(しん)月。

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「三月陽気動き、雷電震う。物皆生ず」と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、弥生(やよい/旧暦三月の異称)
木草弥生(きくさいやお)い茂る月が短縮して弥生になった(有力説)。

《三月 江戸こよみ》
・3月 1日元和 6年(1620)幕府が浅草に米蔵を築造。
・3月 2日享保 4年(1719)防火のため、路地の上に屋根を付けることを通達。
・3月 3日慶長 8年(1603)日本橋初めて日本橋架橋。
・3月 4日文化 3年(1806)文化の大火(牛町火事)。明暦の大火・目黒行人坂火事と共に江戸3大大火の1つ。
・3月 5日正徳 4年 (1714) 大奥女中絵島が、芝増上寺参詣の帰路、山村座役者生島新五郎と密通した罪で流刑となる。
・3月 6日享保 7年 (1722) 髪結床商人に、橋火消が命じられる。
・3月 7日寛文 8年(1668)新造する家に、贅を凝らした造作を禁止する触れが出される。
・3月 8日享保 9年(1724)本所深川火事場見廻りが新設される。
・3月 9日嘉永 4年(1851)問屋組合再興令。
・3月10日文久 2年(1862)香具師(やし、こうぐし、かうぐし)帳付通達。
・3月11日元文 元年(1736)最低公定米価が、改正される。
・3月12日天明 7年(1787)1783年以来続く飢饉のため米価高騰し、粥食が奨励される。(天明の飢饉)
・3月13日慶応 4年(1868)勝安房・西郷隆盛、江戸城会場につき会談。
・3月14日元禄14年(1701)墨田区赤穂藩主浅野内匠頭長矩、殿中で吉良上野介義央に切りつけ、即日切腹。
・3月15日明暦 2年(1656)町人の家屋・宅地売買についての手続をさだむ。
・3月16日元禄 3年(1690)虎ノ門外太左衛門町から汐留まで、日本橋大工町から本材木町にかけて広小路が設置。
・3月17日享保18年(1733)浅草黒船町他の明地に菜園作り甘藷栽培許可。
・3月18日宝永 2年(1705)浅草竹町の渡し船が転覆、41人余り死亡。
・3月19日万延 元年(1860)五品江戸廻送令通達。*五品/生糸・米・水油・蝋・呉服
・3月20日明暦 元年(1655)市中に、防火用の井戸を掘るように触れ出される。
・3月21日文政12年(1829)己丑(きちゅう)の大火。神田佐久間町2丁目より出火、日本橋も焼失。
・3月22日安永 8年(1779)伊豆大島三原山で大噴火。爆音が江戸中に響き渡る。
・3月23日安政 3年(1856)築地に官立の武芸練習である講武所が完成。
・3月24日安政 5年(1858)取退無尽禁止通達。
・3月25日嘉永 2年(1849)米価が下落の為、江戸米商から米5万石を上方に販売を許可する。
・3月26日貞享 4年(1687)生き鳥の飼育、鶏の絞殺・売買、亀の飼育、魚のいけすの禁止が触れださせる。
・3月27日元禄 2年(1689)墨田区芭蕉松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出る。
・3月28日安政 3年(1856)大工職21番が定められ、1組3人の行事が決まる。
・3月29日天和 3年(1683)駒込片町の八百屋久兵衛娘お七が火刑となる。
・3月30日享保 8年(1723)諸国人口調査。

《三月関連コラム》
○【花見酒】-<新着コラム>-
 花見の落語といえば、「花見酒」や「長屋の花見」、「花見の仇討」が・・・
 ・江戸言葉 月ごよみ「花見酒」の経済
  >http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
○【日本橋】
 慶長8年(1603)3月3日 初めて日本橋架橋。
・「武蔵國・江戸物語」戦いに備えた江戸の最初のインフラ・・・
 > http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo30.pdf
○【桃の節句】
  「白酒」と「栄螺 、蛤、「公魚(わかさぎ)」の三点セット・・・
 ・江戸の春の楽しみ~「初午」と「桃の節句」~
  >http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
○【江戸城無血開城】
 3月13日慶応4年(1868)勝安房・西郷隆盛、江戸城会場につき会談。
・「武蔵國・江戸物語」No53 東京への改称
  >http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo53.pdf
○【江戸の人口】
 3月30日享保8年(1723)諸国人口調査。6年ごとに実施される。
 ・「武蔵國・江戸物語」No29 江戸時代の歴史人口が語るもの・・・・
  > http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo29.pdf

二月、月建では卯(ぼう)月。

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二月、月建では卯月。
「二月は万物地を冒して出づ。ひらく」と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、如月(きさらぎ)、着更着とも書く。
キサラギの由来については諸説あり。

2月 1日寛文 8年(1668)牛込から出火、両国橋焼失。
2月 2日元禄 4年(1691)相生橋が昌平橋と改名。
2月 3日天保13年(1842)歌舞伎中村座・市村座・森田座が浅草に替地。
2月 4日慶長 9年(1604)日本橋江戸日本橋を元標に街道に1里塚を設ける。
2月 5日天保13年(1842)為永春水、人情本を多数執筆して手鎖となる。
2月 6日宝暦10年(1760)神田火事、神田旅籠町から出火深川から永代寺門前まで延焼。
2月 7日天保 5年(1834)甲午火事、神田佐久間町より出火中村座・市村座が類焼。
2月 8日元禄 8年(1695)未刻、大風。四谷伝馬町より出火、芝札の辻海辺まで焼失
2月 9日享保 2年(1717)神田橋外の護持院を収公し跡地は護持院ヶ原と称し火除地とする。
2月10日享保10年(1725)本所猿江御材木蔵跡入堀の埋め立てが完了。
2月11日承応 2年(1653)幕府代官伊奈忠治が玉川上水開削の奉行を命じられる。
2月12日慶長 8年(1603)《徳川家康、征夷大将軍就任》
2月12日安政 6年(1859)魚問屋2千人が数寄屋橋御門外に集結、南町奉行所へ抜荷禁止の訴状を提出。
2月13日慶長12年(1607)江戸城本丸・西の丸で観世・金春の能が催され、町人の観覧が許可。
2月14日延宝 3年(1675)大飢饉により、柳原の土手下に御救小屋が建てられ、難民に粥が施される。
2月15日寛永 元年(1624)歌舞伎中村勘三郎が中橋で歌舞伎芝居を初めて興行する。
2月16日文化 2年(1805)芝人神明社の勧進相撲で力士とめ組の鳶が大乱闘、死者・けが人がでる。
2月17日明暦 3年(1657)明暦の大火後の建築ラッシュで賃金が高騰、人夫・職人の賃金が公定。
2月18日元和 8年(1622)文政8年(1825)異国船を見つけ次第い打ち払うよう、異国船打ち払い令がでる。
2月19日宝永 元年(1704)初代市川団十郎(50歳)が生島半六に殺傷される。
2月20日慶長12年(1607)出雲の阿国が江戸城本丸・西の丸で歌舞伎踊りを演じる。
2月21日明治 5年(1872)嘉永元年(1848)寺小屋師匠など弟子を連れ花見を行く際、道化な格好を禁止。
2月22日宝暦12年(1762)防火建築にするよう奨励されている地域での、瓦葺屋根設置が励行される。
2月23日明治 元年(1868)旧幕臣らが彰義隊を結成し、上野を占領。
2月24日安政 5年(1858)米価高騰のため、廻米が命じられる。
2月25日慶安 元年(1648)町人が、伊勢参り・大山参りで、華美な風俗をすることが禁止。
2月26日明治 5年(1872)大風、和田倉御門内元会津侯邸、当時兵部省添屋敷より出火。
2月27日元禄10年(1697)亀戸村に1万5千坪の新銭鋳造場で寛永通宝を造る。
2月28日元禄 元年(1688)神田橋外の武家屋敷を再び本所に移す。
2月29日明和 9年(1772)明暦の大火、文化の大火と共に江戸三大大火の1つで934町延焼。
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《二月関連コラム》
〇【名物臥龍梅】---新着コラム---
 >江戸言葉 月ごよみ「初卯と梅見」
  http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
〇【猿若町芝居】2月3日天保13年(1842)歌舞伎中村座・市村座・森田座が浅草に替地。
>江戸東京下町地名めぐり「猿若町」
  http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd1/
〇【玉川上水】 2月11日承応2年(1653)幕府代官伊奈忠治が玉川上水開削の奉行を命じられる。
>暦から読み解く江戸東京「玉川上水年表」
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd8/PDF/tamagawanenpyo.pdf
〇【寛永通宝】 2月27日元禄10年(1697)亀戸村に1万5千坪の新銭鋳造場で寛永通宝を造る。
 >江戸言葉 月ごよみ「藤の花と銭の花」
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=4
〇【彰義隊】  2月23日明治元年(1868)旧幕臣らが彰義隊を結成し、上野を占領。
 >江戸十万日「偉大ではないが、しぶとく消極的であることがもつ価値」
 http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2019/12/
〇【目黒行人坂火事】2月29日明和9年(1772)目黒行人坂火事。明暦の大火、文化の大火と共に江戸三大大火の1つで934町延焼。
 >江戸言葉 月ごよみ「藤の花と銭の花」
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=4

《二月推奨催事》 http://www.edoshitamachi.com/modules/piCal/
 ---●展示会 ■講演会・公演会---
●地下鉄博物館ホール 丸ノ内線開通70周年展 ~建設編
 2023年12月5日(火)~2024年3月10日(日)
 https://www.chikahaku.jp/event/2023/special-2023_1205-0310.html
●板橋区立郷土資料館 「いたばしの富士山信仰ー富士講用具と旅した人びとー」
 令和6年1月20日(日)~3月17日(日)
 https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyodoshiryokan/exhibition/3000562/3000564.html
●日本カメラ博物館 ステレオ写真に浮かび上がる幕末・明治の日本
 2024年2月6日(火)~3月3日(日)
 https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2023/06/13/33487/
●三井記念美術館 日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」展
 2024年2月/10日(土)~ 4月7日(日)
 https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/schedule.html
●東京富士美術館 「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代
 2024年2月24日(土)~2024年3月24日(日)
 https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/3202402241/
■深川江戸資料館 「江戸の物売りと大道芸」
 2024年3月3日(日) 11:30-14:00 
 https://www.kcf.or.jp/fukagawa/
●東京藝術大学大学美術館 「大吉原展 江戸アメイヂング」
 2024年3月26日(火)~2024年5月19日(日)
 https://daiyoshiwara2024.jp/

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江戸東京下町文化研究会
       事務局
http://www.edoshitamachi.com
e-mail//edomaster@edoshitamachi.com
〒107-0052
東京都港区赤坂2-15-9
石井第3ビル202
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一月は月建では寅(いん)月。

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一月は月建では寅(いん)月。
「正月陽気動き上出せんと欲するも陰、なを強き也」と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の字書)
和風月名では、睦月(むつき)。
由来については諸説あり、睦(むつ)び月説が有力。
正月の卦は地天泰(ちてんたい)、吉祥に満ちた月。

《一月 こよみ》-旧暦-
1月1日貞享  2年(1685)渋川春海(安井算哲)の新暦「貞享歴」が採用、市中にも頒布される。
1月2日弘化  2年(1845)町火消出初、大凧揚禁止令。
1月3日享保 12年(1727)行商の火を持歩行するを厳禁。
1月4日天保 10年(1839)府下の祭礼の華麗なものを禁ぜられる。
1月5日享保 12年(1727)船町(中央区)の町人に奥州の振砂石薬類の採掘、一手仲買を許可。
1月6日享保 15年(1730)町火消47組が、1番組から10番組の大組に分けられる。
1月7日寛文  2年(1662)今年より、家々松飾り7日に取り払う(是までは16日)。
1月8日天保  2年(1831)御府内の借地借宅寺社修験陰陽師など住居した年数、名前、宗旨などを上げさせる。
1月9日文久  3年(1863)名主の奢侈を取り締まる触れ出る。 
1月10日寛政 6年(1794)桜田火事麹町から芝新銭座町までを焼く大火が発生。
1月11日正徳 6年(1716)大火麹町大名小路から出火、木挽町まで延焼、日本橋焼失。
1月12日天保14年(1843)浅草溜跡に、非人寄場を設置。
1月13日万延 元年(1860)咸臨丸で勝海舟ら遣米使節が派遣される。
1月14日宝永 3年(1706)神田から出火。日本橋堺町・大坂町まで延焼、中村座・市村座が消失。
1月15日文久 2年(1862)坂下門外の変。江戸城坂下門外で水戸浪士らが老中安藤信正を襲撃。
1月16日宝永 6年(1709)家人髭剃陪臣月代剃及市井売買許可せらる。
1月17日万冶 2年(1659)町中での紙凧揚げが禁止、紙凧を売る者も処分させる。
1月18日明暦 3年(1657)明暦の大火。本郷丸山町本妙寺より出火、焼死者十万二千余人の大火。
1月19日享保10年(1727)指定鳥問屋以外鳥売買禁止。
1月20日享保 9年(1724)地廻廻問屋、高瀬船問屋の所在氏名を書き出さしめる。
1月21日享保13年(1728)江戸中の水路を査検して厳重取締るべきを令せらる。
1月22日享保 2年(1717)江戸大火(小石川馬場の火事)。
1月23日元禄 元年(1688)鉄砲登録が義務づけられる。
1月24日弘化 2年(1845)青山火事。青山権田原から出火、麻布・白金・高輪海辺まで延焼。
1月25日享保18年(1733)享保の打ちこわし。
1月26日天保 5年(1834)甘蔗栽培を制限される。
1月27日明暦 3年(1657)大目付北条氏長らが江戸城内及び江戸市中の総絵図作成を命じられる。
1月28日貞享 4年(1687)病気になった生類を捨てることが禁止される。
1月29日寛文 5年(1665)初物蔬菜魚鳥の出荷時期が定められる。
1月30日寛文 6年(1666)下水奉行廃止、上水は神田・本所・玉川上水奉行が設けられる。

      参考文献・武江年表(東洋文庫)・東都歳時記(東洋文庫) ・江戸生活辞典(青蛙房)
          ・江戸町人の研究(吉川弘文館)・江戸東京年表(小学館)など

《一月関連コラム》
〇【大凧揚禁止令】1月2日弘化2年(1845)大凧揚禁止令。
  コラム 江戸言葉 月ごよみ「大人の凧揚げ」
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=15
〇【松飾り】1月7日寛文2年(1662)今年より、家々松飾り7日に取り払う(是までは16日)。
  コラム 「冬から春へかけて江戸の年中行事と生業(なりわい)」
 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
〇【咸臨丸】1月13日万延元年(1860)咸臨丸で勝海舟ら遣米使節が派遣される。
  コラム 第一巻「 勝海舟、サンフランシスコで月を詠む」
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd7/ 
〇【明暦の大火】1月18日明暦3年(1657)本郷丸山町本妙寺より出火、焼死者十万二千余人。
  コラム 「江戸十万日 月日の鼠」
  http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2019/12/
〇【打ちこわし】1月25日享保18年(1733)享保の打ちこわし。
  コラム 江戸十万日 月日の鼠」
  http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2021/07/
〇---新着コラム---
 『明治神宮外苑はなぜつくられたのか(後編)』
 http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2023/12/

十二月の月建は丑(ちゅう)月。

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十二月は月建では丑月。
「丑は紐なり、一二月万物動いて事を用う」と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の字書)
和風月名では、師走(しはす)。
由来については諸説あり師走は当て字で語源不詳。

《十二月 こよみ》
12月1日寛永14年(1637)江戸の風呂屋に置女が1軒3人に制限、違反者は吉原大門の内で磔刑。
12月2日正徳元年(1711)幕府常雇職人の跡目相続申渡方を定める。
12月3日明治5年(1872)暦太陽暦採用の詔書により、この日を命じ6年1月1日とする。
12月4日延享3年(1746)天文台。徳川吉宗が神田佐久間町に天文台を建てる。
12月5日慶長6年(1601)青山忠成・内藤清成、市町の司と関東の奉行食を兼ねる。
12月6日天明7年(1787)明地に家屋を建てること禁ぜらる。
12月7日元禄6年(1693)新大橋架橋。
12月8日慶長13年(1608)永楽銭の使用禁止。
12月9日慶応3年(1867)王政復古が宣言される。
12月10日元禄11年(1698)日本橋本石町から出火八丁堀で鎮火、中村座・市村座、日本橋が焼失。
12月11日正徳元年(1711)神田連雀町町から出火、霊巌島まで達する大火となり、日本橋も半焼。
12月12日文久2年(1862)品川御殿山の外国大使館が、高杉晋作らにより襲撃される。
12月13日万治2年(1659)両国橋完成。東西の橋詰・橋中央に番所が置かれる。
12月14日元禄16年(1703)円滑な運営がなされず、質屋総代・古着屋総代が廃止される。
12月15日元禄15年(1702)赤穂浪士討入。本所松坂町の吉良邸を襲撃して義央を討ち取る。
12月16日安政6年(1859)勝海舟らに渡米が命じられる。
12月17日安永9年(1780)御定両替屋635人以外の銭売買が禁止じられる。
12月18日明治7年(1874)京橋-銀座ー芝金杉橋間の街路の両側に、85基のガス灯を点火。
12月19日宝永7年(1710)柳原松平伊豆守中屋敷より出火、日本橋などをへて霊巌島まで延焼。
12月20日享保9年(1724)月参講出札集会禁止。
12月21日享保5年(1720)下田奉行が廃止され、浦賀奉行が設置される。
12月22日寛文元年(1661)諸芝居の興行場所が、堺町・葺屋町・木挽町五・六丁目に限定される。
12月23日天保12年(1841)問屋組合停止、素人の直売自由により手続き廃止。
12月24日弘化元年(1844)寄席が自由化される。
12月25日享保3年(1718)1両付き銀54匁替令。
12月26日嘉永6年(1853)異国船渡来に際し騒ぐことなき様にとの触れ出る。
12月27日宝暦13年(1763)銭不足のため、占売・囲銭が禁止される。
12月28日天和2年(1682)お七火事駒込大円寺より出火、下谷・浅草・本郷・神田・日本橋に及ぶ。
12月29日天保10年(1839)屋敷内へ、神社をみだりに勧進することが禁止される。
12月30日安政6年(1859)往来で外国人と遭遇した場合、無作法の無きよう通達が出される。           

《十二月関連コラム》
【新大橋架橋】12月7日元禄6年(1693)
〇コラム 歌川広重「名所江戸百景」の新解釈
  http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo49.pdf
【赤穂浪士討入】12月15日元禄15年(1702) 浅野家残党、吉良邸討入事件
〇コラム 小説「江戸人紀」『第四巻 元禄武士道』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd7/index.php?id=22
【三河萬歳】正月に江戸へ来る萬歳(まんざい)は、三河萬歳とも言う。
〇コラム 江戸の生活の話し 『大福と才蔵市』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16

《十二月新着コラム》
【新着コラム】能登の前田の利家は大行院(所/雑司ヶ谷)を建てた人。
〇コラム「神田川界隈物語」『大行院を寄進した前田利家』
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd6/index.php?id=47
【新着コラム】大福餅は江戸時代にすでにあったが、その歴史はあんがい新しい。
〇コラム「江戸ことば 月ごよみ」『大福と才蔵市』
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16
【新着コラム】明治神宮(内苑)が完成したのは大正9年、外苑はその約6年・・・
〇コラム『明治神宮外苑はなぜつくられたのか(前編)』
http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/

十一月の月建は子(し)月。

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十一月の月建は子(ね)月

子は陽気動き、万物滋するなりと説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の字書)
和風月名では、霜月(しもつき)。
「霜降月(しもふりづき)」ともいう。

《十一月 こよみ》
11月1日寛政9年 (1797)堺町中村勘三郎座再興。
11月2日慶長6年 (1601)大火日本橋駿河町から出火、当時の全市を焼く。
11月3日正保12年(1841)新たに市中取締名主任命される。
11月4日安政元年 (1854)太平洋一帯に大地震が発生。焼失・倒壊・流失家屋約6万戸、死者約3千人。
11月5日明治19年(1886)伊勢丹神田旅籠町に、伊勢丹丹治呉服店(現伊勢丹)が開店。
11月6日享保17年(1732)町奉行より両替商に大判相場は7両2分より7両1分の間にて商売すべしと令せらる。
11月7日天明4年 (1784)江戸両替商の数が643株になる。
11月8日享保7年 (1722)風俗や徳川家に関する出版物取り締まり令、幕末まで出版取締令の基本法となる。
11月9日延宝5年 (1677)江戸街頭での集団踊り禁止。
11月10日寛政元年(1789)価格引き下げのため、関八州の綿実問屋・仲買が廃止される。
11月11日天和2年(1682)町奉行所与力・同心の風紀の退廃をただし、同心を1組100人から60に減員。
11月12日明暦元年(1655)町方の塵芥の川への投棄禁止。
11月13日寛永元年(1624)島津家久が、妻子を江戸藩邸に移す。(西国大名妻子江戸移住の始)
11月14日寛文2年(1662)町奉行の支配領域が広がる。
11月15日享保4年(1719)鍛冶屋ふいご祭り禁じらる。
11月16日寛文4年(1664)銀座年寄役新たに命ぜられる。
11月17日天保7年(1836)幕府諸侯に米穀の江戸輸漕を命ずる。
11月18日万治3年(1660)寄合山口重直・内藤重頼が火消役を命じられ、定火消2組が増設される。
11月19日享保14年(1729)倹約令がでる。
11月20日宝永3年(1706)日本橋和泉町から出火、中村座と市村座が再び焼失。
11月21日天和元年(1681)米価が高騰し、飢える者が多く、幕府が3万表の御救米を町人に下賜する。
11月22日延宝2年(1674)米価騰貴のため非人の増加をみて、幕府、非人調査を命ずる
11月23日宝永4年(1707)富士山大噴火。(宝永の大噴火)江戸で灰5寸積もる。
11月24日享保10年(1725)本材木町紀伊国屋源兵衛他2名に江戸並び大坂にて米商如何程にても買米を許す。
11月25日享保8年(1723)年番名主より奉公人駆落ちの件、人宿対策を上申す。
1月26日享保15年(1730)この頃、鼻から上が黒くなる麻疹鍋冠がはやり、白牛洞などの薬が配られる。
11月27日寛永15年(1638)諸商売品の売掛に証文をとることが命ぜられる。
11月28日天明2年 (1782)本両替屋に役金上納が命じられる。
11月29日寛文9年 (1669)浜離宮甲府藩主松平綱重、浜屋敷を造営、築山泉水をつくる(現・浜離宮)。
11月30日天保13年(1842)奪胎取締令がだされる。

参考文献 ・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)
・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

十一月関連コラム
出版取締令】11月8日享保7年 (1722)
〇コラム 手鎖は「てじょう」と読む!
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=10
富士山大噴】11月23日宝永4年(1707)
〇コラム「富士山噴火の復興で、神様になった伊奈忠順」
http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo39.pdf
酉の市】11月の酉の日に行われる鷲(おおとり)神社の祭礼で、江戸時代に盛んになった。
〇コラム 年の瀬の風物詩「酉の市」と「熊手」
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=12
十一月新着コラム
〇コラム「景気」と「経済」
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16

江戸東京下町文化研究会

十月の月建は亥(がい)月

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十月の月建は亥(い)月。
・亥は荄なり。十微陽起こり、盛陰に接すと説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、神無月(かんなづき)。
国中(除出雲)を無・陰・空虚にして十一月「一陽来復」を期待する月。

《江戸 十月暦日》
10月1日天保6年(1835)天保銭通用始まる、通称「当百」という。
10月2日安政2年 (1855)安政の大地震夜四つ時に大地震発生。死者3895人、倒壊家屋1万4346戸。
10月3日元和5年 (1619)徳川秀忠が、日光社参のため、江戸を出発。
10月4日宝永4年 (1707)江戸でも大地震、家屋倒壊などの被害がでる。
10月5日天保12年(1841)雑司が谷観応寺が、女犯の罪などで取り壊しとなる。
10月6日承応3年 (1654)役馬を近在の村に課して、両伝馬町の助役をさせる。
10月7日宝永元年(1704)八王子千人同心が、江戸防火の任務を命じられる。
10月8日文化11年(1814)麻布三軒屋から出火、2大名邸延焼する。
10月9日明暦2年 (1656)吉原町の遊郭が召し上げられ、日本堤の2万4千坪が代地として与えられる。
10月10日文政11年(1826)高橋作左衛門、下河辺林右衛門逮捕>シーボルト事件。
10月11日寛永3年(1626 鍛冶屋のふいご祭り禁ぜられる。
10月12日元禄7年(1694)松尾芭蕉歿(享年50) 
10月13日明暦2年(1656)浅草鳥越に新たに銭座を置くことが許可され、寛永通宝が鋳造される。
10月14日慶安2年(1649)江戸近郊の土地貸借が禁止される。
10月15日元和8年(1622)増上寺山門再興の供養 。
10月16日明暦2年(1656)元呉服町の大火、 四八カ町を延焼。
10月17日安永3年(1774)隅田川に吾妻橋(大川橋)が架けられる。
10月18日寛永2年(1625)町方に対し、町人の大脇差の帯刀禁止。
10月19日享保6年(1721)人別帳の作成が町名主に命じられ、毎年4月と9月に人口を記録する。
10月20日享保8年(1723)町奉行より、江戸輸入の物資数量物価等書上げ方を下知。
10月21日元禄15年(1702)老中柳沢吉保が駒込に六義園を完成。
10月21日文化12年(1815)千住の酒合戦。千住の飛脚屋中屋六衛門の還暦祝で酒飲み比べ盛大に開催。
10月22日天明6年(1786)毒が流されたとの噂が流れ、千川上水が廃止される。
10月23日寛永6年(1629)風紀を乱すという理由で、女歌舞伎が禁止される。
10月24日享保元年(1716)浅草鋳金場廃止。
10月25日寛政5年 (1793) 湯島松平雲州侯別館より出火-神田辺本町-石町-葺屋町芝居-日本橋辺迄類焼。
10月26日承応元年(1652)江戸府下在住の浪人をしらべ地主が届けることを命ぜられる。
10月27日寛文3年(1663)町中桶屋、桶町名主藤十郎方へ記帳を命ぜられる。(桶樽職役銭取立書留)
10月28日天保13年(1842)市民に申諭して、府内の警備を厳しくする。
10月29日宝永6年(1709)男女の髪型が制限さる。
10月30日嘉永3年 (1850) 琉球の使節江戸へ着す。

参考文献 
・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

《十月関連コラム》
【寛永通宝】
〇江戸ことば月ごよみ 『藤の花と銭の花』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=4
【六義園】
〇江戸ことば月ごよみ  『江戸の紅葉めぐり』
 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=12

《十月新着コラム》
 〇コラム「江戸歌舞伎観劇は贅沢だったか?!」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16
 〇コラム 神田川界隈物語 江戸名所図会にみる「鬼子母神出現所」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd6/index.php?id=46
〇コラム「大きな商店(大店)の勤め人(お店者)の生活をみる
http://www.edoshitamachi.com/web/e/
 〇コラム 「津田左右吉」から読み解くAI時代の日本人
http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/

《十月主な催事》 http://www.edoshitamachi.com/modules/piCal/
●展示会 ■講演会 □公演会
●出光美術館>江戸時代の美術―「軽み」の誕生
 2023年9月16日(土)〜10月22日(日)
 http://idemitsu-museum.or.jp/
●国立歴史民俗博物館>陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-
 2023年10月3日(火)~12月10日(日)
 https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html
●大田区立郷土博物館>海苔商たちの底力
 2023年10月03日~2023年12月03日
 https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/hakubutsukan/index.html
●町田市立国際版画美術館>楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師
 2023年10月07日~2023年12月10日
 https://hanga-museum.jp/
●サントリー美術館>激動の時代 幕末明治の絵師たち
 2023年10月11日~2023年12月03日
 https://www.suntory.co.jp/sma/

江戸東京下町文化研究会

九月の月建は戌(じゅつ)月。

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九月の月建は戌月。

・「戌」は、九月陽気微 にして、万事畢成し陽下りて地に入ると説文にあります。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
・和風月名では、長月(ながつき)。
秋の夜長のころということで、夜長月(よながつき)が略されたといわれてます。

《江戸 九月暦日》
9月1日万治2年 (1659)老中らが、江戸城天守閣の廃止を議決。
9月2日享保13年(1728)江戸で大風雨、洪水。諸橋落失、小石川へん二階まで浸水。
9月3日元禄11年(1698)上野寛永寺の根本中堂建立。紀伊国屋が材木を請負い50万両の利益を得た。
9月4日享和2年 (1802)富士講禁止令。
9月5日享保6年 (1721)家屋敷売買時、家主の中に差配人交替を恐れ売買の邪魔する者あるときは売主より訴え出ずべしと令出る。
9月6日元禄11年(1698)勅額火事・中堂火事 南鍋町数奇屋河岸から出火、八丁堀・浅草・千住まで延焼。
9月7日正徳4年 (1714)浅草に鋳銭場を置かる。
9月8日万冶元年 (1658)江戸定火消制度が創立。寄合3名、与力6騎・同心30人ずつ預けられる。
9月9日慶応3年 (1867)諸国酒造取締令(1/3)
9月10日享保10年(1725)屑金吹下金買組合設置。
9月11日万延元年(1860)諸国酒造減少礼。
9月12日寛文6年(1666) 薬屋の座およびしめ売禁止令出る。
9月13日承応元年(1652) 芝増上寺に放火し、老中暗殺を謀った浪人別木庄衛門の一統が捕縛21日死罪。
9月14日万治元年(1658) 火消役屋敷の新設により、新居関番三宅重吉ら6人に屋敷の移転費用が下賜。
9月15日慶長13年(1608)幕府、小石川伝通院を造営する。
9月16日承応3年(1654) 二の丸東照宮を紅葉山東照宮に合祀し、二の丸東照宮社殿は川越仙波に移す。
9月17日寛文6年(1666) 町人の衣料、長刀大脇差の佩用についての制規、ふたたびでる。
9月18日天和2年(1682) 維持経費が膨大なため、安宅丸の廃船が命じられる。
9月19日寛永10年(1633)この頃、幕府武蔵国雑司谷駒込妙義坂下などの検地をする。
9月20日享保6年(1721) 竹菰等問屋仲買小売調査。
9月21日宝永7年(1710) 芝口御門が完成、日比谷町を芝口町と改める。
9月22日寛永8年(1631) 加々爪忠澄・堀直之が江戸町奉行に任命。奉行所が私宅より分離。
9月23日正徳2年(1712) 新銀の改鋳をやめ古銭・元禄銀・宝字銀などを遅滞なく流通させるよう令せらる。
9月24日明和7年(1770) 日本橋青物町・本材木町の町人に年百両の冥加金で、江戸橋広小路への商床・商蔵設置が許可。
9月25日享保元年(1716) 宅地売買その他謝礼金等を軽くし万事出費の少きを旨を令せられる。
9月26日文政元年(1818) 江戸朱引図完成。江戸の範囲を町奉行・勘定奉行が若年寄に区域を答申。
9月27日元禄5年(1692) 浅草諏訪町から聖天町にいたるまで河岸での漁労が禁止される。
9月28日享保11年(1726)朱座にて辰砂を販売するを停止し以後薬舗にて販売。
9月29日万延元年(1860) 亥の刻過ぎに吉原江戸町二丁目より出火、遊郭が全焼。遊女らが放火犯として逮捕。 
9月30日寛永4年(1627) 横山町寺町より出火、大風のため三日類焼、吉原に至る。

参考文献 
・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

《九月関連コラム》
【重陽の節句】
 〇「江戸言葉 月ごよみ」~《9月9日は重陽(ちょうよう)の節句》
 ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=10
【江戸城】
〇「No24 長かった関東内乱、江戸城築いた太田道灌」~《江戸城》
 ・http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/2022/12/post.html
【富士講】
〇江戸の夏行事~今に継承されているものの由来 ~《富士講》
 ・http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
【江戸朱引図】
〇「江戸下町は文化創造センターだった」~《江戸の範囲》
 ・http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2021/04/

《九月新着コラム》
〇コラム「江戸の主な生業(なりわい)の担い手をみる」
・http://www.edoshitamachi.com/web/e/2023/08/post.html
 〇コラム「江戸ことば 生活とお金」~「先払い」と「着払い」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=16
 〇コラム 神田川界隈物語 「 面影橋を渡りミステリアスな逸話が残る南蔵院へ」
  ・http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd6/index.php?id=45

江戸東京下町文化研究会

八月の月建は酉(ゆう)月

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八月の月建は酉月。

「酉」は、説文では「八月黍(きび)成り、酎酒を為(つく)る可く、古文、酉の形に象るなり」とあります。
和風月名では、葉月(はづき)。
木の葉が落ちる月、「葉落ち月」が訛ったもの。また、稲穂の「発月(はりづき)」の意から来たとされる説もあります。

《江戸 八月暦日》
8月 1日天正18年(1590)徳川家康、江戸城に入る。
8月 2日寛永16年(1639)新銭売買の定め、一季居奉公人、人身売買の禁などの高札たてられる。
8月 3日天正18年(1590)豪雨が降り、浅草千束池・不忍池があふれる。
8月 4日宝永 3年(1706)奢侈を禁じるため、市中の屋形船が100艘に制限される。
8月 5日天正18年 (1590)家康が、江戸の住人に米を与え救済する。
8月 6日寛政 3年 (1791) 大風雨により、高潮発生。
8月 7日享保 5年(1720)町火消し組合が改正、「いろは」48組となり、纏幟の制度が設けられる。
8月 8日正保 2年 (1645) 外郭および府内各所に辻番所を創置。
8月 9日明和 8年(1771)日本橋薬研堀の埋め立てが完成して町奉行支配となり、市街が開かれる。
8月10日享保 8年 (1723) 大暴風雨により本所・深川・浅草・王子などで出水。
8月11日寛永16年(1639)江戸城江戸城二の丸・天守閣を除き全焼。
8月12日元和 6年(1620)最上義俊、妓女とともに浅草川で船遊し、船手方の水主と争論する。
8月13日寛永16年(1639)丸橋忠弥、品川にて磔刑。
8月14日享保 8年(1723)火の見櫓の設置が義務づけられる。
8月15日慶応 3年 (1867) 楮幣(ちょへい)が発行され、通用が開始される。
8月16日寛永 4年(1627)江戸城西の丸裏門の通行、事前許可された者以外の通行や鑑札のない町人など通行禁止。
8月17日元禄14年(1701)暴風雨が発生し、芝増上寺などに被害がでる。
8月18日天正18年(1590)船入堀・橋の普請が始められる。
8月19日文化 4年(1807)深川富岡八幡宮祭礼の人出で永代橋が崩れ落ち、730余人が死亡。
8月20日元和 8年 (1622) 訴訟・商業・結党・質物・火災・浪人・天主教・寺院などについての諸禁止令出る
8月21日寛永16年(1639)職人の賃銀が定められる。
8月22日寛永 7年(1630)山王権現社造営落成。
8月23日元文 元年(1736)永代橋維持のため、10年間の往来銭徴収が許可される。
8月24日元禄 元年(1688)浅草龍宝寺の僧3人が女犯の罪で死罪となり、龍宝寺も閉門となる。
8月25日慶長15年(1610)幕府の許可を受けて、琉球を征討した島津家久が琉球王尚寧を連れて江戸に入る。
8月26日 文久3年 (1863) 諸侯旗下80余人に、非常警備として江戸内外の警備が命じられる。
8月27日寛永 2年(1625)武家の一季居奉公人の年季を10年とし、人身売買の禁、請負人なき借屋、辻立門立など禁止。
8月28日嘉永 6年(1853)江川太郎左衛門が、内海御台場建設と大筒鋳造を命じられる。
8月29日寛文11年(1671)隅田川前夜より大風雨により隅田川が出水、本所の住民が官船で救助される。
8月30日元文 元年(1736)地代・店賃支払い訴訟の受け付けが停止される。

参考文献 
・武江年表(東洋文庫)・ 東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など

◎注
・8月1日天正18年 (1590)徳川家康、江戸城に入る。
・8月7日享保5年 (1720)町火消し組合が改正、「いろは」48組となり、纏幟の制度が設けられる。
・8月19日文化4年 (1807)深川富岡八幡宮祭礼の人出で永代橋が崩れ落ち、730余人が死亡。

《八月関連コラム》
【家康関東討ち入り】
〇8月1日天正18年(1590)徳川家康、江戸城に入る。
・武蔵の国 江戸物語 『戦いに備えた江戸の最初のインフラ』
  http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo30.pdf
【いろは48組】
〇8月7日享保5年(1720)町火消し組合が改正、「いろは」48組となり、纏幟の制度が設けられる。
 ・江戸十万日 月日の鼠 『偉大ではないが、しぶとく消極的であることがもつ価値』
  http://www.edoshitamachi.com/web/fuyugaki/2019/12/
【永代橋崩落】
〇8月19日文化4年(1807)深川富岡八幡宮祭礼の人出で永代橋が崩れ落ち、730余人が死亡。
・武蔵の国 江戸物語 『永代橋にみる民間活力導入の惨劇』
 http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo46.pdf

江戸東京下町文化研究会

七月の月建は申(しん)月。

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七月の月建は申月。

「七月、陰気を成し自ら申束(のびちぢみす)と説文にあり。
(説文:西暦100年ごろに成った中国最古の部首別漢字字典)
和風月名では、文月(ふづき/旧暦七月の異称)七月七日の七夕にちなんだ呼び名というのが定説。

《江戸 七月暦日》
7月1日享保15年 (1730)米価低廉にて武家及び町方米屋共損失多きにつき年貢米を60万石籾にて置米し扶持米は買上げる旨布告。
7月2日天明2年(1782) 浅草片町裏に頒暦調所司天台を設ける。
7月3日養和元年(1181) 鎌倉の若宮造営のため、浅草の大工が源頼朝に招かれる。
7月4日享保16年(1731)酒値段定限制の為、米価にも影響あるを以て時の相場を以て売買せしめらる。
7月5日慶応3年(1867) 築地居居留地の開設が始まる。
7月6日天明3年(1783) 浅間山が大噴火、江戸には灰がふる。
7月7日寛永20年(1643)朝鮮通信使が江戸に入り、本誓寺を宿舎とする。
7月8日寛永10年(1633)人身売買の禁止、奴婢の10年季・駅馬駄賃の制についての布令でる。
7月9日文化12年(1815)日雇渡世者統制令。
7月10日享保13年(1728)米相場を書上ぐ。(徳川吉宗>享保の改革の一つ)
7月11日寛永5年(1628) 大地震があり、江戸城の石垣が多く崩れる。
7月12日慶安2年(1649) 橋上や橋畔、または辻々路上で商人が商売すること禁止される。
7月13日寛文2年(1662) 町人の無届の乗り物、若年者の乗り物を禁じた町触が出される。
7月14日貞享3年(1686) 大八車・牛車で犬類をひかないよう、また野良犬にも餌を与えるよう触れ出される。
7月15日文久2年(1862) 戌(いぬ)下刻より光物筋を引きて坤(ひつじさる)の方へ飛ぶ事夥し、諸人恐怖せり。
7月16日万治元年(1658) 隅田川に新規の架橋が命じられ、よく年12月13日に完成し両国橋となずけられる。
7月17日明治元年(1868) 江戸府を東京府とする詔書が出される。
7月18日明暦3年(1657) 侠客幡隋院長兵衛と、寄合水野十郎左衛門が喧嘩となり、十郎左衛門が長兵衛を斬り殺す。
7月19日慶応元年(1865) 市中困窮者(約19万人)に救米が給付される。
7月20日万延元年(1860) 新一分銀相場引き下げの浮説取り締まりの通達出る。
7月21日享保9年(1724) 浅草蔵前の札差が、109人に定められる。
7月22日享保9年(1724) 日本橋通に、塗屋土蔵造りが命じられる。
7月23日寛永11年(1634)江戸城江戸城西丸全焼。
7月24日寛政2年(1790) 囲米奨励令(松平定信>寛政の改革>諸大名に対し1万石につき50石の米の備蓄を命じた制度)
7月25日享保6年(1721) 評定所に目安箱が設置される。
7月26日寛永2年(1625) 井上正継が、許可を得て大銃を試す。赤坂より千駄ヶ谷まで26町を飛ぶ。
7月27日文禄2年(1593) 西の丸普請なる。
7月28日元禄11年(1698)永代橋完成(上野寛永寺根本中堂造営の余材を使用)8月1日開通
7月29日明治2年(1869) 能維新後、初めての演能。赤坂の和歌山藩邸で、英国皇太子が能楽を観賞。
7月30日慶安2年 (1649) 八朔の祝賀のため、特定町人の江戸登城を許可される。                                          参考文献 ・武江年表(東洋文庫)・東都歳時記(東洋文庫)・江戸町人の研究(吉川弘文館)・ 江戸東京年表(小学館)など                                         

《七月関連コラム》
【江戸の物売り】
〇夏商いの各種売り声で(金魚売り、ところてん売り、茄子売り、水売り、植木売等々)で町は賑やか。
・江戸言葉 月ごよみ『江戸の売り声』 http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=8
【天明の浅間焼け】
 〇7月6日天明3年(1783) 浅間山が大噴火 江戸には灰がふる。
 ・武蔵の国 江戸物語 No45『浅間山噴火により、 関東郡代が潰れる』 http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo45.pdf
【喫煙禁止令】
〇7月14日慶長14年(1609)喫煙が禁止される。
 ・江戸言葉 月ごよみ『 歩きタバコ」の禁止』http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/
【隅田川川開き】
〇第46回 隅田川花火大会 令和5年7月29日(土)4年ぶりに開催 。
・江戸の夏行事~今に継承されているものの由来~『隅田川の川開き』 http://www.edoshitamachi.com/web/daidougei/
・武蔵國・江戸物語~No42『享保の厄災と、隅田川川開き』 http://www.edoshitamachi.com/web/suitoedo/PDFNo42.pdf
・江戸言葉 月ごよみ『 江戸の花火』
http://www.edoshitamachi.com/modules/tinyd11/index.php?id=8

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