コラム「大江戸菓子探舌(タンタン)」
吉田枯露柿氏プロフィール
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。
2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌 『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立し、現在多方面で活躍中。
▲ブログ http://www.ichiko.tv/
第8回 「霜月」

亥の子餅

旧暦の10月の初めら万病を払うことで食べる餅のこと。「玄猪」とも言う。多産の猪にあやかって子孫繁栄の意味も含まれている。
亥の子餅の歴史は古く、『源氏物語』の「葵」の帖にも登場する。
亥の日の行事は江戸時代、特に盛んに行われた。幕府は江戸城にて将軍から大名、旗本にまた、宮中では天皇から臣下などにも亥の子餅が下賜された。
現在では11月に作ることが多い。餅の形や素材は地域によって様々。紅・白・黒の餅、また、サツマイモや里芋を使ったものもある。茶道の炉開きの菓子としても知られている。これは餅のまわりに小豆餡をつけ黄粉をまぶすなど素朴なものだ。

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                                      侘介



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