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2019年 11月 14日(木)
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 (継続中)
茶の湯名椀「高麗茶碗」
茶の湯の茶碗は、産地によって唐物茶碗、高麗茶碗、和物茶碗などと呼び分けられています。唐物茶碗は中国、高麗茶碗は朝鮮半島、和物茶碗は日本で焼かれた茶碗です。日本に中国から喫茶法が伝わって以来、喫茶の茶碗は長く唐物に頼っていましたが、室町時代末期、日本独特な侘びの茶風が広がるとともに新しく見いだされたのが高麗茶碗です。高麗茶碗という名称が記録に初見されるのは、天文6年(1537)のことですが、わずか50年の後、侘茶が大成された天正年間(1573〜1591)には、唐物茶碗に替わって高麗茶碗が大いに流行し、和物茶碗とともに茶の湯の茶碗の主流となります。
高麗茶碗と呼ばれてはいますが、この種の茶碗が焼かれたのは高麗時代ではなく、朝鮮時代です。今日に伝わる高麗茶碗の数は和物茶碗におとらず、また作行きも多様です。そうした高麗茶碗を三種類に大別すると、時代を追って次のようになります。

1.朝鮮半島各地の窯で日常品として焼かれた器が茶の湯のために見立てられた茶碗。多くは16世紀に焼かれた茶碗類です。

2.16世紀末から17世紀初め頃、日本向けに焼かれたと思われる茶の湯の茶碗。

3.17世紀から18世紀中頃まで、対馬藩の贈答品として釜山の倭館内で焼かれたもの。「御本」の名称で親しまれています。

高麗茶碗は時代によって、あるいは焼かれた経緯によって作行きは多様ですが、一貫して和物茶碗とは異なる特質をそなえています。素朴さと大らかさです。次頁に各種の特質を少し詳しく紹介いたします。この特別展を介して高麗茶碗ならではの魅力をお楽しみいただけたらと思います。(なお展示期間が制限されている作品が多く、会期中に展示替えをいたします。)

入館料>一般 1,300円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下 無料 / 70歳以上の方 1,000円(要証明)

詳細>http://www.mitsui-museum.jp


 
 (継続中)
「東洋文庫の北斎展」
「あの絵はないけど、これがある!!」
世界的に知られる浮世絵師、葛飾北斎。生涯にわたり精力的に筆をふるった北斎の作品は膨大かつ多様ですが、
代表作として思い浮かべるのはやはり『冨嶽三十六景』の大波の図ではないでしょうか。
東洋文庫では北斎の作品を50点ほど所蔵しています。そのなかに冨嶽三十六景や肉筆画はなく、
半数以上が墨一色で印刷された絵本です。しかし、キャリアの最初期から晩年まで、幅広い時期の作品がそろい、目にする機会の少ないタイプの作品もあります。
本展では、東洋文庫が所蔵する北斎作品を可能な限り網羅的に公開します。森羅万象を描いた北斎作品の魅力を、「こんな絵も描いていたのか!」という驚きとともに改めて発見していきましょう。
入場料>一般 900円、65歳以上 800円、大学生 700円、中・高校生 600円、小学生 290円
詳細>http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/hokusai-detail.pdf






 
 (継続中)
美人画の時代―春信から歌麿、そして清方へ―
数々のスター絵師が活躍した、18世紀後半の浮世絵界。天明・寛政(1781-1801)を中心とするこの時期は、いつからか浮世絵史の「黄金期」として親しまれてきました。その中心となったのが、人物を美しく活き活きと描いた「美人画」です。鈴木春信(1725?-70)以降、礒田湖龍斎(1735-?)、勝川春章(1743-92)、鳥居清長(1752-1815)、喜多川歌麿(1753?-1806)、鳥文斎栄之(1756-1829)ら、個性豊かな絵師が次々と登場し、理想の美人像を追い求めました。

描かれたのは評判の遊女や町娘、若衆と呼ばれる若い男性、愛情あふれる母子や恋人たちの姿。さらに憧れの的でもあった女形の「役者絵」や、人間の性愛を時に美しく描いた「春画」にも美人表現がみられます。

本展は、この「美人画の時代」の軌跡を、約230点の版画、版本、肉筆画で辿るものです。時を経て、天明・寛政が「黄金期」として高く評価されてゆくなか、鏑木清方や上村松園ら近代の画家たちが往時の美人画に想を得ていたことにも目を向けます。「黄金期」の美人画とは何だったのか―、その普遍的な魅力を、現代のわたしたちの視点を通して考えます。
入館料>一般 900円 / 大学・高校生と65歳以上 450円

詳細≫http://hanga-museum.jp/



 
 (継続中)
特別展「荷風生誕140年・没後60年記念 永井荷風と鴎外」
概要>永井荷風は、明治12(1879)年に東京市小石川区(現・文京区春日)に生まれました。森鴎外を文学上の師と仰ぎ、昭和34(1959)年に亡くなるまで尊敬し続けました。鴎外もまた、自分より17歳若い荷風の実力を認め、明治43(1910)年には慶應義塾大学部文学科の教授に推薦し、荷風が主宰する雑誌「三田文学」の刊行を後押ししました。文豪として知られる二人の、こうした接点や交流にもう一度照明を当てたいと思います。
本展では、明治36(1903)年1月の荷風と鴎外の初対面から、荷風の海外体験、「三田文学」での二人の共演、そして鴎外没後に荷風が鴎外作品を再読する時代、さらに晩年にかけて荷風が追った鴎外の面影を紹介します。
入館料>一般500円(20名以上の団体:400円)
詳細>https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000001580&caldate=2019-10-23



 
      〜18時30分
浅草オペラ102年記念  歌と活弁士で誘う ああ夢の街 浅草
今から100年前の大正6年(1917年)に産声を上げた”浅草オペラ”。
関東大震災によって、たった6年で終焉を迎えた、この幻の大衆演芸。日本独自の話芸で約100年前の白黒無声映画に熱い生命を吹き込んでライブなイベントに仕立てるのが活弁士。オペラ、ジャズ、シャンソン、歌謡曲等、全ての芸能の原点がここに。大正浪漫を彷彿とさせる懐かしくもモダンなステージ。
大正浪漫を彷彿とさせる懐かしくもモダンなステージ
Aプログラム 歌劇「椿姫」
Bプログラム 歌劇「カルメン」
Cプログラム A&Bプロより抜粋(大黒家)
浅草東洋館(浅草演芸ホール4F)  10/23(水)〜10/26(土) 10/30(水)〜11/3(日) 11/8(金)  11/9(土)
旧東京音楽学校奏楽堂  10/19(土) 11/14(日)
大黒屋クラブ(別館4F) 11/4(月・祝)
東本願寺慈光殿  11/7(木)
3,500円(全席自由) 大黒家公演のみ2,000円

https://katsuben.com/event_info/1910-11asakusa_opera/


 
 (継続中)
鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開
概要>東京神田に生まれ、挿絵画家として画業をスタートさせた鏑木清方(1878-1972)は、美人画で上村松園と並び称された日本画家です。今年、当館では、清方の代表作として知られながら、1975(昭和50)年以来所在不明であった《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》の3点を新しく収蔵しました。これを記念し、三部作のお披露目と、所蔵の清方作品をあわせた特別展示をおこないます。小規模ですが、重要文化財《三遊亭円朝像》や12幅対の《明治風俗十二ヶ月》など、粒よりの名作が並ぶ贅沢な展示です。
入館料>一般 800円 / 大学生 400円
詳細>https://www.momat.go.jp/

 
 (継続中)
ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち ―悳俊彦コレクション
概要>浮世絵といえば江戸時代の文化と考える方は多いでしょう。しかしながら、明治時代の終わり、20世紀の初頭まで、浮世絵版画は制作され続けていました。現在ではその美術的価値があまり評価されていないため、美術館で紹介されることがほとんどない状況です。本展では、洋画家であり、浮世絵コレクターとしても知られる悳俊彦(いさお・としひこ)氏のコレクションの中から、歴史に埋もれた明治の浮世絵、約220点を掘り起こします。
入館料>一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生以下 無料
詳細>http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/


 

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